新オーディション番組「The Voice」、好調なスタートで「glee」を圧倒

NBC局の新音楽オーディション番組「The Voice」の初回放送が高視聴率を記録、好調な滑り出しを見せた。

「The Voice」は4月26日(火)に2時間拡大版として初回放送を迎え、18～49才の視聴率5.1、平均視聴者数は1180万人を記録。この視聴率は同日に放送されたFOX局の人気ミュージック・ドラマ「glee/グリー」シーズン2(レディ・ガガをフィーチャーした90分拡大版エピソード)の3.4、ABC局のリアリティ番組「Dancing With The Stars」の3.5を上回り、同日に放送された番組中で最も高い視聴率をたたき出した。

また、「The Voice」は、2010年2月、スーパーボウル後に放送スタートしたCBSの「Undercover Boss」以来、全米の全ネットワーク局で最高の初回視聴率を記録した。

「The Voice」は、NBCがFOXの人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」に対抗する番組として企画された。審査員兼コーチにクリスティーナ・アギレラ、カントリー歌手のブレイク・シェルトン、マルーン5のアダム・レヴィーン、グラミー賞受賞歌手シーロー・グリーンと豪華な顔ぶれを迎え、放送前からも話題となっていた。ホストはNBCの深夜トークショーの人気司会者カーソン・デイリーが務める。

審査員兼コーチたちは候補者たちを声だけで審査。審査員兼コーチはそれぞれ自分が気に入った候補者でチームを作り、その後チーム同士で対抗していくというもの。審査員同士が対抗していくというスタイルは、他のオーディション番組と一線を画しており、注目されている。

「The Voice」の登場により、これまで「glee」「Dancing With The Stars」「NCIS～ネイビー犯罪捜査班」などが視聴率上位の常連だった火曜日の夜が一気に大激戦となった。「The Voice」がこの激戦を征していくことができるのか、注目だ。

【動画】「The Voice」コマーシャル　審査員は声だけで判断

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