伝説のモンスターが甦る!「フランケンシュタイン」TVドラマ化

米放送局NBCが「フランケンシュタイン」のTVドラマ企画を進めていることが明らかとなった。

米Hollywood Reporterによると、本作は、ドラキュラ、狼男、ミイラ男などと共に、フランケンシュタインのキャラクターについて知的財産権を所有しているユニバーサル・スタジオと、BermanBraunが共同制作し、「Dr.HOUSE」のラッセル・フレンドとガレット・ラーナーが脚本を担当するとのこと。

今年、「glee/グリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーが手がけ、FXで放送される予定のホラー・ドラマ「American Horror Story」が注目されているが、NBCも本格ホラー・ドラマの制作に乗り出すようだ。

フランケンシュタインのキャラクターは、、1818年、メアリー・シェリーのゴシック小説から誕生。その後、フランケンシュタインが初めて映画のモチーフとなったのは、1910年のJ・サール・ドーリー監督によるサイレント映画だった。

1930年代になると、ユニバーサル・スタジオがモンスター映画の分野でヒット作を量産。1931年のボリス・カーロフ出演「フランケンシュタイン」から始まる“フランケンシュタイン”シリーズが次々と制作された。

ちなみに「フランケンシュタイン」ほか多くのモンスター映画を手がけたイギリス人監督ジェイムズ・ホエールの晩年は、イアン・マッケラン主演で「ゴッド・アンド・モンスター」という映画にもなっている。

1970年代になると、ユニバーサル・スタジオのモンスター映画にオマージュを捧げたコメディ「ヤング・フランケンシュタイン」がメル・ブルックスによって制作され、ジェイムズ・メイソン、レナード・ホワイティング、デヴィッド・マッカラムらが出演したTVドラマ「Frankenstein: The True Story」も放送された。

1994年には、メアリー・シェリーの原作に忠実な映画化「フランケンシュタイン」をケネス・ブラナーが監督・主演し、モンスターをロバート・デ・ニーロが演じている。

このように、映画やTVにおいて、根強い人気を誇ってきた伝説のモンスターが、現代版ドラマでどのように描かれるのか気になるところだ。
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