クリントン元大統領の愛娘がTVレポーターとしてデビュー

アメリカ合衆国第42代大統領ビル・クリントンと現米国務長官ヒラリー・クリントンの一人娘、チェルシー・クリントンが、12月12日、米NBCネットワークのニュース番組でニュース特派員デビューを飾った。

チェルシーが携わっているのは、夜のニュース番組「NBCナイトリー・ニュース」内で放送される「Making a Difference」。この番組は、自分と同じ地区に住む人たちの生活や暮らしを改善しようとボランティア活動をする人物や団体を追う報道特集シリーズで、彼女は現場で取材をするほか編集にも関わっている。

チェルシーの初仕事となったのは、アーカンソー州パインブラフの犯罪がはびこる町で、恵まれない子供たちのセーフティネットとして活動しているアネット・ ダヴという女性の紹介。彼女は、コミュニティの中で最も弱者である貧困層の子供たちに、食・住を与え勉強を教えるなどのボランティア活動をしており、子どもたちから慕われている。

【動画】チェルシー、ニュース特派員としてデビュー

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「NBCナイトリー・ニュース」のアンカー、ブライアン・ウィリアムズから、ニュース特派員として紹介されたチェルシーは、「ありがとう、ブライアン。ここに居ることができて光栄だわ」と述べ、取材ビデオを紹介。ビデオの中の彼女は、子供たちを前にして、ぎこちない表情を見せる場面もあったが、インタビューはしっかりと行っており、プロの顔を見せた。

ビデオ紹介が終わり、ブライアンにバトンを戻したチェルシーだが、ブライアンに、「寛大な心を持つ彼女のような人に大勢の子供たちが救われているというのに、その彼女も資金繰りに苦しんでいる状態とはね・・・・」とコメントされると、「実は、アネットは自己破産の申告をしているんです」と、彼女の状況を説明。最後に取材の情報をきちんとまとめ、ブライアンから、「これからも宜しく。あなたと一緒に働けて本当に嬉しいよ」と語りかけられ、満足そうにうなずいた。

今後、チェルシーがどのようなニュース特派員、ジャーナリストへと成長していくのか、楽しみだ。