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ジョディ・フォスター、ゴールデン・グローブ賞スピーチで同性愛者だとカミングアウト

2013年1月15日
1月13日に開催された第70回ゴールデン・グローブ賞授賞式で、人気女優ジョディ・フォスターが、壇上で行ったスピーチで、同性愛者であることをカミングアウトした。

共演したこともある親友のロバート・ダウニー・Jrから、映画界での長年の功績を讃える「セシル・B・デミル賞」に輝いたことを紹介してもらったジョディは、エレガントな雰囲気を漂わせながら壇上に上がりトロフィーを受け取った。そして、喜びのスピーチを始めたのだが、「これまで公の場で言えなかったことを告白したい衝動にかられている。はっきりと誇りを持って言うわ。みんな、どうか私をサポートしてちょうだい。私は・・・・・・シングルなの」と述べると、会場の空気が変わる。

ジョディは続けて、「とっくの昔から、まだ私が繊細な少女だった頃に信用できる友人や家族、同僚にはカミングアウトしているのよ」と発言。「同性愛者だ」とズバリ言ったわけではないが、元彼女だと噂されている長年の友人シドニー・バーナードの名前をあげ「私の人生において最も愛する一人」「高潔なソウル・パートナー」だと述べるなど、同性愛者であることを示唆する内容を話した。

ジョディは、カミングアウトした理由について、「近頃、記者会見や、プライムタイム・リアリティ番組でセレブが私生活をさらけ出すことを期待されているって言うから」とユーモアたっぷりに説明。「みんな、ビックリしたかたもしれないわね。でも私はリアリティスターのハニー・ブーブーちゃんみたくはなれないの。ごめんなさい。これからもさらけ出すことはできないわ」「どうか泣かないで。私のリアリティ番組なんて絶対に退屈すぎるから。打ち切られないために、マリオン・コティヤールと寝たり、ダニエル・クレイグのお尻を叩かなくっちゃならなくなるし」と言い、会場を爆笑の渦に巻いた。

また、ジョディは、「一つの時代が幕を閉じたように感じる。そして、新しい何かが始まるように感じるわ」「これから何をする?ステージにはもう二度と立たないかもしれない。どんなステージにもね。チェンジ、最高よ」とも発言。「3000の劇場で上映されるような作品じゃなくて、一部の限られた人しか観ないような、小さな繊細な物語になるかもしれない」「でもね、壁にはしっかり記しておくわ。ジョディ・フォースターはここにいたって。今もここにいて、みんなに見てほしいって。深く理解してほしいし、孤独にもなりたくないし」と述べ、女優はリタイアする可能性が高いことを示唆した。

50歳になるジョディは、3歳の頃から子役としての活動を始め13歳のときに出演した映画「タクシードライバー」でアカデミー賞にノミネート。「告発の行方」(1989)、「羊たちの沈黙」(1991)でアカデミー賞を受賞した。私生活はオープンにしていないが1998年と2001年に出産し、父親の名を明かさないままシングルマザーとして子供を育てている。2007年にウーマン・イン・エンターテイメントの賞を獲得した際に行ったスピーチで、シドニーのことを「わたしのいとしい、美しいシドニー」と述べ、2人は同性愛関係にあると噂されるようになった。
 
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