奇才クエンティン・タランティーノ監督来日! 異常なハイテンションで新作「ジャンゴ」をアピール

人気監督クエンティン・タランティーノが、アカデミー賞ノミネートの話題作「ジャンゴ 繋がれざる者」を引っさげ来日。タランティーノオタクとのスペシャルナイトを過ごした翌日2月13日(水)に、新宿ピカデリーで行われた「バレン‘タランティーノ’ナイト」と題されたスペシャルスクリーニングイベントに登場した。

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フランス、ドイツを含め、世界38カ国で初登場1位を獲得している本作は、タランティーノ映画史上最大のヒットを記録。監督初の西部劇でありラブストーリーとなっており、ジェイミー・フォックスやサミュエル・L・ジャクソン、休業宣言をしたレオナルド・ディカプリオなど大物俳優の共演も注目である。

タランティーノは観客席ドアから登場するやいなや、「東京のみんな!ハッピーバレンタイン!」と大声で叫びながら入場。場内は一気に興奮状態になり、大歓声が沸き起こった。

日本好きでも知られた監督は、日本のファンに自信作をお披露目できることを本当に嬉しく思っている様子だった。



「ジャンゴ 繋がれざる者」の脚本は、監督が前作「イングロリアス・バスターズ」のプロモーションで来日している際に書き始めたという。

「日本滞在中にマカロニ・ウェスタンのサウンドトラックを20枚ほど借りたんだ。ホテルの部屋でモリコーネに耳を傾けているうちに、アイディアが浮かんだ。メモ帳なんて持ってなかったからホテルの便箋にアイディアを書きとめたよ。「ジャンゴ 繋がれざる者」の冒頭のシーンは正にその時浮かんだアイディアそのものなんだ!」

また、この日のイベントでは、明日14日にバレンタインを控え、タランティーノ監督は来場者にキャノン砲で約300個のチョコの銃弾を御見舞いするという遊び心ある演出が。

18歳以上の男子限定のイベントとされていたが、中には女性客もおり、監督からの突然のチョコのプレゼントに来場者は感激。2階席のチョコが届かなかった観客に対して監督は「僕に準備させてもらえたら、もっと大きなキャノン砲を用意したのに!」と場内の笑いをとりながらも、来場者への配慮は忘れなかった。

イベントも終盤になり、監督の退場が近づくと、会場は監督の独壇場に。「映画早く見たいかい!?」と掛け声をかけると会場は大声で「観たい!」とのやり取りを何度も繰り返し、それに満足した監督は、「なら、さっさと映画に取り掛かろうぜ!」と捨て台詞を吐き、マイクを床に投げ捨てて会場を後にした。

終始テンションが高かったタランティーノ監督。この映画を心待ちにしたファンを目の前にして、冷静ではいられなかった様子。西部劇のコスプレに身を包んだファンもおり、今回のイベントはタランティーノファンにとっては最高のバレンタインプレゼントになった。



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【動画】「ジャンゴ 繋がれざる者」予告編


■映画情報
3月1日(金)より丸の内ピカデリー他にて全国公開。

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン　
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配給:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント