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ヒュー・ジャックマン「日本で印象的なのはラブホテル」!? 映画「ウルヴァリン」爆笑記者会見

2013年8月29日
(写真上左から)福島リラ、真田広之、ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マンゴールド監督、TAO
(写真下)ヒュー・ジャックマン(写真上左から)福島リラ、真田広之、ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マンゴールド監督、TAO
(写真下)ヒュー・ジャックマン
(c)TVGroove
9月13日(金)より公開される映画「ウルヴァリン:SAMURAI」のPRのため、タイトルロールを演じた俳優ヒュー・ジャックマン(44)が来日。8月29日、都内某所で記者会見を行った。

ヒューがウルヴァリン/ローガンを演じる映画は、これで6作目。2000年からはじまった映画「X-MEN」シリーズのスピンオフに当たる本作は、日本が舞台となっており、国内各所で大規模なロケを敢行した。驚異的な治癒力を持つワイルドなヒーロー、ウルヴァリンが、はじめて死の危機に直面するという、シリーズにとって重要なストーリーを描いている。ヒューと敵対するシンゲン役には、日本を代表するアクションスター、真田広之(52)が扮し、ウルヴァリンと恋に落ちるヒロイン・マリコ役として、日本人モデルTAO(28)が演技に初挑戦している。

来日会見には、ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAOのほか、ユキオ役を演じた日本人モデルの福島リラ、そしてジェームズ・マンゴールド監督(48)が登場。親日家のヒューとともに、爆笑記者会見を行った。

昨年11月、映画「レ・ミゼラブル」アピールのために来日して以来、9か月ぶりの日本に、親日家として知られるヒューは、のっけからハイテンション。「オハヨウゴザイマス」など挨拶はすでにお手の物で、会見の行われた和室への興奮ぶりを「ヒューヒュー!」と最近覚えた日本語ジョークで表していた。

また、昨年の夏に国内で行われた国内ロケに触れ、「もっとも日本で驚いたことは、ラブホテル」と会場の爆笑を誘った。

「最初に脚本で読んだとき、“これは(ラブホテルのアイディア)クールだね。誰が考えたの?”って言ったら、“知らないのか、これはリアルだよ”と言われたんだ。もちろん、リサーチも行ったよ」

好奇心旺盛な一面を明かしたヒューのリサーチが、どう映画に生きているかは、ぜひ映画館でご確認を。

また、ヒューは“大好きだ”という日本人の印象を、「みんな姿勢がいい」と紹介。途端に壇上の日本人キャストが、背筋を伸ばすという愉快な場面も。「小さいころ、よく母から“姿勢を正せ”と言われたんだけど、日本に送り込んでくれればよかったんだ」と、日本への親しみを示した。

しかし、ロケ中に監督から休みをもらい、息子と釣りへ挑んだときには、収穫がゼロだったそう。それでも「日本が好き」と言えるヒューは、同じく息子と富士登山に挑んだ体験を「素敵なものだった」と振り返った。

(左上から時計回りに)ヒュー・ジャックマン、TAO、真田広之、福島リラ(左上から時計回りに)ヒュー・ジャックマン、TAO、真田広之、福島リラ
(c)TVGroove


会見は終始和やかに進み、隣同士に座ったヒューと真田広之は、時折マイクに入らないところで内緒話をしては、ふたりで笑い合う場面なども見られた。だが劇中では、“ウルヴァリンvsシンゲン”として、激しいバトルを披露したふたりは、この撮影を振り返り、お互いを「国宝」とたたえ合っていた。

「まずとても安心したよ。日本のナショナル・トレジャー(国宝)ヒロユキ・サナダ・サンを傷つけずに済んだって。これまでシリーズの撮影の中で、ふたりほど斬ってしまったし、自分のことなんて15回は刺してるからね」
「(今回のアクションシーンは)ウルヴァリンにとって、とても重要なシーンだった。CGや、目から光線を出したり、飛んだりなんてことはなく、監督がピュアな美しいアクションシーンに仕上げてくれた。男と男の戦いだよ」
「ふたりのキャラクターが本当に必死になって戦っていた。監督の素晴らしいところは、アクションの中にもドラマを描くところだと思う」(ヒュー・ジャックマン)

「オーストラリアの国宝を傷つけなくて、本当に(よかった)(笑) 実際にヒューは爪をつけ、ぼくは刀を持ち、CGなしのフルスピードで撮影していたので、まして彼は上半身裸だったので、少しでも当たれば傷つけてしまう。そうすると世界中のファンに殺されるぞ、それ以前に役を降ろされるぞって。いまこの場にいられて幸せです」
「監督がドラマメーカーとして優れていて、ドラマとアクションのリンクを、リハーサルの段階から常に狙ってくださって、すべての振り付け、一手一手にお互いの感情が乗る、そういったシーンになったのではないかと。ケガをさせてはいけないという必死さが、役の必死さにすり替わった部分もあると思いますけど(笑)」
「時にはその場で十手くらい増やしてくれって命令がその場で出ることもあって。15分くらいでその場で振付けて、2、3回手合せしたらすぐ本番。一発でOKが出て、非常にスムーズで、相手に恵まれてぼくも幸せでした」(真田広之)


さらに、今回ハリウッドの大作で、演技に初挑戦となった女優陣ふたりは、ベテラン俳優陣から受けたアドバイスをネタバレ。「元々ヒュー・ジャックマンのファンで、それが理由でオーディションを受けた」というTAOは、どうして自分が役を得たかについて、少なからず葛藤もあったようだ。

「(演技経験がないことに)不安でしょうがなかったんですけど、真田さんから“きっとTAOは味のついていない鮮魚なんだ”って例えをしていただいて。味のついていない魚を、料理してみたいって気持ちもわかるって。まな板の上の鯉なんだと思ったら、肩の荷が抜けて、私はもう、監督とヒューに身を投げようと思いました」(TAO)

一方で福島リラは、大先輩の真田広之とアクションシーンを演じることに、大いに緊張した経験を語った。

「真田さんとのシーンが、撮影のはじめの方にあったので、光栄というか、緊張……時間さえあれば素振りをしている状態だったんですけど、真田さんにはたくさんアドバイスをいただきました」
「ヒューからは、見てるだけで学ぶ部分が多くて、セットのみんなに声をかけたり、体のケアもプロフェッショナルで、これから経験を積んでいけたらと思っているんですが、本当にありがたく思っています」(福島リラ)

これに対してヒューは「ふたりをとても誇りに思う。ハリウッドで未経験の人間を起用することは、とても勇気のいること。ジム(監督)を称えたい」とし、当のマンゴールド監督は、「サナダ・サンの鮮魚のたとえには賛成できないな。どの魚も“味”がある。彼女たちは生まれながらの女優だった。教えるということはしていないけど、導くことができたなら光栄だ」と、TAOと福島リラへ最大限の賛辞を送った。


最後にヒューは、「こんなにたくさんのカメラマンが、裸足のところは見たことがない」とこの日、畳敷きの和室で開かれたこの日の会見を集まった多くのメディアにも気遣いを示し、この場へ来られなかった多くの映画スタッフへも感謝。さらに「ベリービッグな“アリガトウゴザイマス”を日本のファンと、たぶんふたりいるだろうクロコに言いたい」と、ファンのみならず、会見のサポート役を務めたふたりの黒子を労いながらも、「(顔が見えないので)あれはマット・デイモンと、ベン・アフレックかもしれないよね」と最後に一笑いとり会見を締めくくった。


ヒュー・ジャックマン自身が、「これまでウルヴァリンを演じてきた中で、最高のパフォーマンス」とまで強い自信を見せた映画「ウルヴァリン:SAMURAI」は、9月13日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー。

(c)TVGroove


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■ ストーリー

カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリン(H・ジャックマン)が、かつて命を救った旧友、大物実業家の矢志田に請われて日本を訪れた。しかし東京での再会後まもなく、病魔に冒された矢志田は死亡。その葬儀に参列したウルヴァリンは、組織に襲われた矢志田の美しい孫娘マリコ(TAO)を救い、逃避行のさなかに恋に落ちる。しかし何者かの罠にはまって治癒能力を失ったウルヴァリンは、心身に凄まじいダメージを負い、初めて“限りある命”を意識することに。拉致されたマリコの救出に向かった満身創痍のウルヴァリンは、遂に日本でその命を落とすのか……。


■ 公開情報

「ウルヴァリン:SAMURAI」
9月13日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー
<3D/2D 字幕版・日本語吹き替え版 同時公開(一部地域を除く)>

facebook: https://www.facebook.com/WolverineJP
twitter: @Wolverine_JPN
公式サイト: //wolverine-samurai.jp
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラ
配給:20世紀フォックス映画
c 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
 
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