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ウェールズのプロモイベントに潜入! 実写版「美女と野獣」あの俳優の出身地ウェールズの魅力や食文化を学ぶ

2017年3月31日
ウェルシュ・レアビットウェルシュ・レアビット
(c)TVGroove.com
英国ウェールズ政府主催「不思議の国ウェールズ ウェルシュ・レアビット プロモーションイベント」が3月22日、クリナップ・キッチンタウン東京にて開催された。

ウェールズは、英国内の西に位置しており、その首都はカーディフ。ヒースロー空港からは2時間半、ロンドン市内からは2時間ほどで行ける距離にある。「SHERLOCK」や「ドクター・フー」などの人気海外ドラマのロケ地としても知られており、世界中で話題を呼んでいる映画「美女と野獣」ガストン役のルーク・エヴァンスの出身地でもある。今回のイベントでは、そんなウェールズの伝統的家庭料理「ウェルシュ・レアビット」を中心に、ウェールズの魅力についてウェールズ政府の方に紹介頂いた。

「SHERLOCK」(左)、「ドクター・フー」(右上)、ルーク・エヴァンス(右下)「SHERLOCK」(左)、「ドクター・フー」(右上)、ルーク・エヴァンス(右下)
WENN.com


イギリスと言えばユニオン・ジャックの国旗を思い浮かべる人も多いのでは?ウェールズの国旗は、白と緑の背景に赤い竜(ウェールズ語でア・ドライグ・ゴッホ)が描かれているもの。白と緑は、緑の大地、または長ネギ(ポロネギ)を意味しているそうで、赤い竜はテューダー朝の紋章の一部にも使われていたという。ウェールズと言えば赤い竜ということで、現地の至る所で見られる他、今回のイベント会場にも多くの赤い竜が姿を見せていた。

国旗、会場内の竜国旗、会場内の竜
(c)TVGroove.com



【ウェールズの伝統的家庭料理】

今回のイベントの目玉である「ウェルシュ・レアビット」は、ウェールズの伝統的なチーズ料理のこと。1500年頃から親しまれていたこの料理は、当時まだ肉が高級品で入手困難だった時、お肉の代わりのエネルギー源として食されていたそうだ。現在はウェルシュ・レアビット(Welsh Rarebit)と呼ばれているが、当時はウサギの肉を食べられなかったことから、ウェルシュ・ラビット(Welsh Rabitt)と呼ばれていたという。

ドラマ「ダウントン・アビー」にも登場したウェルシュ・レアビット。大使公邸で実際に使用されている食器と共に。ドラマ「ダウントン・アビー」にも登場したウェルシュ・レアビット。大使公邸で実際に使用されている食器と共に。
(c)TVGroove.com


家庭料理とだけあって、調理法はとても簡単。とろけたチーズに、黒ビールとスパイスなどを混ぜ合わせ、パンに乗せてオーブンで焼けば完成だ。地元のパブなどでも食される一方、フォートナム&メイソンのハイティーのメニューにもなっており、多くの人に愛されている料理だという。当日は、英国大使館シェフの吉田龍貴氏によるデモンストレーションも行われ、参加者らは目の前で達人の技を鑑賞。大使公邸で振る舞われるウェルシュ・レアビットがどのようにして調理されるか、熱心に見入っていた。

クリナップキッチンにて、デモンストレーションを披露する吉田氏クリナップキッチンにて、デモンストレーションを披露する吉田氏
(c)TVGroove.com


黒ビールが定番のウェルシュ・レアビット。吉田氏によると、アルコールが苦手な方は、代わりに牛乳でも代用可能とのこと。また、チーズはチェダーがオススメだそうだ。詳しいレシピは、英国大使館の公式キッチン [クックパッド]にてチェック可能となっている。また、駐日英国大使館 エグゼクティブシェフ、フレデリック・ウォルター氏らによって調理されたウェルシュ・レアビットにウェルシュケーキ、バラブリスやウェールズの貴重なチーズ&ビール、アップルサイダーの試食・試飲も行われ、参加者はウェールズの美味しい料理に舌鼓。その美味しさに満面の笑みを浮かべていた。

試食の様子試食の様子
(c)TVGroove.com



【ウェールズの観光名所にも注目】

2017年のウェールズの観光プロモーションのテーマは、「伝説の年(Year of Legends)」。旅行を通して旅人は、古代より育まれてきた古い伝説と、ウェールズの地で発見する新しい伝説の融合を目にする。ロンリープラネット社世界版「地球の歩き方」で、北ウェールズは「2017年に世界の旅行者が訪れるべき旅行先 第4位」に選ばれるなど、1度は旅行で訪れたい名所がたくさん。64の古城が残っており、6つの世界遺産(ポントカサステ水路橋と運河、カーナーヴォン城、コンウィ城、ビューマリス城、ハーレフ城、ブレナヴォン)のうちの4つが古城という、ウェールズを訪れるならば、古城は見逃せない観光地となっている。

古城(上からカーナーヴォン城、コンウィ城、ビューマリス城、ハーレフ城)古城(上からカーナーヴォン城、コンウィ城、ビューマリス城、ハーレフ城)


ほかにもルイス・キャロルの著書「不思議の国のアリス」の舞台として北ウェールズの避暑地スランディデュノの町が有名だ。作中の登場人物たちが、スランディドュノの街をガイドしながら、共におとぎの世界を巡るツアーも実施され、文学好きならば一度は訪れたい場所となっている。なお、アリスは学校があるため、平日はツアーに参加できないとの裏話も披露された。アリスに会いたい方は、ぜひ週末のツアーに参加をオススメするとのこと。

スランディデュノスランディデュノ


この日はコンウィ近辺のエリアを中心に説明が行われ、そのエリアにはスランディドュノを含め、車や電車などですぐに訪れることの出来る名所が数多く存在しているという。英国で最も美しいと言われる庭園「ボドナント・ガーデン(ヒーリング・パワースポット)」に、ウェールズの伝統料理の調理体験が出来る「ボドナント・フードセンター」、英国のトップ10に選ばれた味と品質を誇るウェルシュアフタヌーンティーを提供するボディスガッセンホールや、山岳、森林地帯など自然を満喫できるスノードニア(登山鉄道)など、訪れる場所には困らない。自然豊かな景観を楽しみながら、日本では決して味わうことのできない体験が観光客を待ち受ける。一般的に個人で行くにはハードルが高いように思われるウェールズ。まずはグループ旅行で、ウェールズを楽しんでほしいとのことだ。

(上から)ボドナント・ガーデン、スノードニア(上から)ボドナント・ガーデン、スノードニア


ボドナント・フードセンター


ボディスガッセンホール


会場にはウェールズ産のビール/ワインやチーズなどが紹介会場にはウェールズ産のビール/ワインやチーズなどが紹介
(c)TVGroove.com
 
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