「フォーリング スカイズ」いよいよ日本上陸! ハリウッド在住アクター尾崎英二郎が作品の魅力を徹底分析 Vol.2

新サバイバルSFアクションシリーズ「フォーリング スカイズ <ファースト・シーズン>」がいよいよ日本上陸。2012年7月18日にブルーレイ&DVDが発売、同時にレンタル、EST 配信が開始される。

本作は、巨匠スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、迫力のアクションを壮大なスケール感で描くサバイバルSFアクション超大作。主演は、「ER 緊急救命室」で心やさしいカーター医師役を演じブレイクを果たした、ノア・ワイリー。久々のTVドラマ主演を果たした彼が、本作では激しいアクションにも挑戦、新境地を開いている。

日本でのリリースを前に、「HEROES/ヒーローズ」「フラッシュフォワード」「Touch」など数々のドラマに出演するハリウッド在住アクター尾崎英二郎が、「フォーリング スカイズ」に関わるアメリカ最新情報を定期的にお届けする。


■ポストプロダクションに費やした時間は、なんと半年以上!超贅沢な製作体制

2009年、ドラマの質の高さに定評があるTNT チャンネルが、巨匠スピルバーグを製作総指揮に迎え、『タイトル未定のエイリアン・プロジェクト』を手がけると発表した。ドリーム・ワークスを中心とする製作陣は、パイロット版(第1 話)の撮影後に、CG によるエイリアンや宇宙船のデザインや特殊効果の映像創りになんと6ヶ月を注ぎ、完全なるクオリティーに仕上げ、シリーズ化のゴーサインに漕ぎ着けた。第1 シーズンに向けた脚本の再構築/ロケ地の決定/様々なキャストの選抜には、4～5 ヶ月をかけ、2010年夏より本格的に撮影をスタート。11月に全エピソードの撮影を終えたチームは、ここから1 シーズン分のCG などの特殊映像や音響の仕上げ作業(ポストプロダクション)に、なんと半年の時間を費やし、2011年6月についにプレミア放送を迎えた。地上波ネットワークにはできない、ケーブルTV 局だからこその破格の準備体制で『フォーリング スカイズ』は産声を上げた。


■スピルバーグ自ら、物語/配役/宇宙生物のデザインにも直接関与する珠玉のプロジェクト

共同プロデューサーのマーク・ヴァーへイデンは、ワールドクラスの映画監督の献身的なバックアップがあることが素晴らしい、と語っている。「スピルバーグはパイロット版(第1 話)では、俳優選び、エイリアンや宇宙船のデザインにも直接関わった。シリーズ化されてからも、ストーリーを監修したり、話の展開と共に進化する異星物体のデザイン等についてもアイデアをくれた。編集や効果音作りにまで携わる姿勢には驚きだよ」 *引用:『SFX』//www.sfx.co.uk/2011/07/05/falling-skies-interview/


■「バトルスター・ギャラクティカ」等のSF アクションとは異なる!かつてない宇宙から日常を奪還する人間たちのドラマ

「バトルスター・ギャラクティカ」等の人気シリーズを手がけてきたヴァーへイデンはこう分析する「最も大きな違いは、『バトルスター』は非常にミリタリー(軍事)的ということさ。戦艦の主な乗組員である操縦士や戦闘員が中心の物語だった。一方『フォーリング スカイズ』は、宇宙からの支配に抵抗し、戦う苦難を強いられる現代庶民の姿を見つめていく。元大学教授の父親が、16才の息子にマシンガンの撃ち方を教えなきゃいけないんだ。エイリアンに対する戦闘の行方を、違った目線で描くんだよ」*引用:『SFX』//www.sfx.co.uk/2011/07/05/falling-skies-interview/


■尾崎ポイント!スピルバーグが宇宙にこだわり続け、作りたいものとは、いったい何なのか?

スピルバーグは行動科学の見地から「なぜ、人は空を見上げ、そこで何かが起こっていると信じるのだろう…」と興味を抱いていた。そして自身も、同じ思いで宇宙を見上げた。信じな ければ、単なるSF:サイエンス・フィクション(科学的な作り話)だが、信じればサイエンス・ファクト(科学的な現実)となる。彼はその間に位置する、サイエンス・スペキュレーション(科学的推論、思索)を求めていると語っている。決して遠い銀河の果ての話ではなく、自分たちが住んでいるごく身近な郊外でもし起きたら…、そうリアルに空想し続け、仮想と真実が入り交じる世界を巧みに描写した新視点のドラマが『フォーリング スカイズ』なのだ。


■商品情報:

「フォーリング スカイズ<ファースト・シーズン>」 全10話
2012年7月18日発売
ブルーレイ コンプリート・ボックス(￥11,800 税込)
DVD コンプリート・ボックス(￥9,800 税込)
同日DVD レンタル&EST 配信開始
発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
© 2012 TNT Originals, Inc. A Time Warner Company. All Rights Reserved. All trademarks are the property of their
respective owners.

キャスト
トム・メイソン役:ノア・ワイリー 「ER 緊急救命室」 (平田広明)/アン・グラス役:ムーン・ブラッドグッド 「ターミネーター4」 (本田貴子)
ウィーヴァー隊長役: ウィル・パットン (谷口節)

スタッフ
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ「E.T.」「宇宙戦争」「戦火の馬」
原案・脚本・製作総指揮:ロバート・ロダット「プライベート・ライアン」
監督:グレッグ・ビーマン「HEROES/ヒーローズ」/フレッド・トーイ「LOST」「FRINGE/フリンジ」/ほか


◇尾崎英二郎 プロフィール:
リアリズムを追求する演技手法を学び、NHK『あぐり』でテレビデビュー。NY オフ・ブロードウェイ公演の舞台『ザ・ウインズ・オブ・ゴッド』の演技が現地メディアから評価された後、『ラストサムライ』で侍として米国映画に初出演。主要キャストとして抜擢された『硫黄島からの手紙』でハリウッドへの扉をこじ開け、米国映画俳優組合メンバーとなった。全米テレビデビューとなった『HEROES/ヒーローズ』では主人公ヒロの父カイト・ナカムラの若い時代を演じ、キーファー・サザーランド主演の最新作『TOUCH』でも日本人役に起用されている。WOWOW放送の『アカデミー賞授賞式』のレッドカーペット・インタビューを2年連続で務める。