エリザベス・モス、ゴールデン・グローブ賞でのスピーチが非難される! すばらしい内容なのになぜ・・・?[動画あり]

第75回ゴールデン・グローブ賞にて、主演女優賞に輝いたエリザベス・モス。彼女の受賞スピーチが視聴者の非難を浴びている。Daily Mailなどが報じた。

日本時間1月8日に放送された同授賞式。昨年からハリウッドで、性的暴行の被害者が続々と被害を報告する動きが見られる中で行われた今年のゴールデン・グローブ賞では、性的暴行をこれ以上容認しないといった意味合いの「Time’s up(それは終わり)」運動の一環として、黒い服を着て授賞式に参加するセレブが多くみられた。

女優賞を獲得したエリザベス・モスも黒い服を着て出席した女優のひとり。彼女の出演するHuluオリジナルドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」はドラマ部門にて作品賞も受賞しており、2冠を獲得したエリザベスは一気に注目女優となった。

そんな彼女は受賞の際、「この世界の自由と平等のために戦った勇気ある女性たちに捧げます。わたしたちは物語の脇役ではなく、物語そのものなのです」とスピーチ。女性たちに強いメッセージを送った。

しかしエリザベスのスピーチを受け、違和感を覚える人も多かったよう。なぜなら彼女は、サイエントロジーという宗教の教徒であり、このサイエントロジーは過去に性的暴行事件を隠ぺいしていると噂が複数出ている宗教だからだ。

FOXニュースによると、サイエントロジーの教徒であり俳優のダニー・マスターソンが、2000年初期に別の女性教徒を複数人レイプしたことが最近明るみに出てきたという。被害を告白した女性は昨年11月の時点で4人。しかしダニー・マスターソンもサイエントロジー教会も、現在これを真っ向から否定している。

ツイッターでは「エリザベスのスピーチは、“me too”運動に対しての共感と連結を表しているつもりなんだろうけど、僕にとってはまったく嘘に感じる。なぜなら彼女は本物のサイエントロジストで、そのサイエントロジーというものは他のどんな組織より女性にものをいわせない団体だから」「彼女がサイエントロジストでありながら不正義と不平等について語ってるっていうのが“ゴールデン”だね」など、彼女のスピーチを強く批判する声があがっている。

【動画】エリザベスのスピーチ


【動画】「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」予告編