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「THIS IS US 36歳、これから」上映&トークイベントに町山智浩氏が登場! 人気の秘密を徹底解説

2018年3月7日
町山智浩さん(左)、奥浜レイラさん町山智浩さん(左)、奥浜レイラさん
(c)TVGroove.com
エミー賞、ゴールデン・グローブ賞W受賞の話題ドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」のDVDが2月21日にリリース&レンタル開始。それを記念した上映会&トークイベントが3月1日(木)に東京・スペースSF汐留で開催された。

「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」は誰もが共感できるリアリティ溢れる感動的なストーリー。平均視聴者数は1530万人を超え、「24-TWENTY FOUR- レガシー」や「プリズン・ブレイクシーズン5」の2倍以上の視聴率を獲得した“お化け海外ドラマ”と呼ばれている。

TVグルーヴでも、これまで3回にわたるイベントの取材をしてきたが、今回の上映会&トークイベントには在米ジャーナリストで映画評論家の町山智浩さんと、MCにタレントの奥浜レイラさんがゲストで登場。普段アメリカに住んでいる町山さんの貴重なトークイベントに参加しようと、会場には約150人の海外ドラマファンが駆けつけた。



「THIS IS US 36歳、これから」が大ヒットした理由について、町山さんは「アメリカで現在500以上ものテレビ番組がある中、『THIS IS US 36歳、これから』は、世代を選ばずに老若男女が楽しめるヒューマンドラマです。過激なものや残酷な描写があるドラマは一部のターゲットから熱い支持を得ていますが、規制によりそういった内容の作品が放送できない地上波のドラマが生き残るには、その方法しかありません。この伝統的なスタイルは今の時代ではかえって新しいです。」と、アメリカのテレビドラマ事情を交えながら解説。

物語に毎回サプライズがあることも、視聴者を惹きつける魅力のひとつだそう。「ツイン・ピークスにおけるローラ・パーマー事件のように、物語に謎を残すミステリー要素が視聴者を楽しませています。」と往年の海外ドラマを例にたとえ説明すると、来場者は大きくうなずいた。

このドラマが流行ったもうひとつの理由は、良い身体をした俳優が筋肉を見せるシーンが多いからという町山さんの意見に対し、MCの奥浜さんが「確かに肉体美が披露されるシーンは多いですね。でも私は、ケイトと同じ悩みを持つぽっちゃりしたトビーが好きです。」と答えると、町山さんが「トビーはとても良い人。みんなの脂肪を全部引き受けてしまっていますが…。」という一言を放ち、会場は笑いに包まれた。



本ドラマのファンであると語るMCの奥浜さんは、「最初に観た時は時系列の違いに驚きました!」とコメント。「THIS IS US 36歳、これから」は、過去と現在を行き来する場面が多いドラマだが、ここで町山さんに、事前に用意されていたホワイトボードを使いながら分かりやすく説明して頂いた。

「クリスマス、バレンタインデー、スーパーボウルといった1年に1度のイベントを、彼らが生きてきた36年間で振り返るという描写をしています。ということは、誕生してから36歳になるまで、何歳の時に何が起こったかを正確に決めておかないと、撮影ができないんです。」

「いわゆる『ジェットコースタードラマ』と言われている、展開が予想できないドラマもある中、初めから設定がしっかりと固めてあるドラマは大変珍しいと言えます。」と、本作の特徴でもある時系列の表し方について解説した。



多くの人たちに共感され愛される「THIS IS US 36歳、これから」に欠かせない要素のひとつに、「泣かせ」があると奥浜さんが意見を述べると、町山さんは「毎回『泣かせ』の部分がありますが、後半にかけてだんだんボルテージが上がっていきます。特にシーズン1の最後から3話は特に涙が止まらないような内容になっていますね。」とコメント。

続けて、「同じ時期に公開された映画『メッセージ』の原題が『あなたの人生の物語』だったように、時間軸の描き方がすごく似ている。アカデミー賞有力候補の『リメンバー・ミー』という映画も、『死』をひとつのテーマにしています。」

「本作でケヴィンが『THIS IS US』というタイトルの由来を、家系図を書きながら説明するシーンがあります。ケヴィンの死生観が語られ、家族の絆を感じさせる内容です。」と、重要なシーンについて語った。


このドラマのタイトルにもなっている「36歳」という年齢は、人生の大きなターニングポイントになる節目の年でもあるという。町山さんは、「私は34歳でアメリカに渡りましたが、ゆくゆくは子どもを持ちたいと思っていました。アメリカの大学はとても費用がかかるから、子どもが大学生になった時に人生の収入のピークを迎えなければならないと考え、早く子どもを持たなければと焦っていました。」
「ジャックとレベッカに子どもが生まれたのが36歳。私と全く同じだったので、とても共感しました。」と自身を振り返ってコメント。

現在34歳であると答えた奥浜さんも、「自分の人生設計と照らし合わせて、このドラマを観ています。」と語った。



山あり谷ありな人生が描かれた「THIS IS US 36歳、これから」ですが、町山さんも登場人物と同じような経験があったと語った。「ランダルが36年間会っていなかった父親に会いに行くシーンがありますが、私は30歳で初めて実の父親に会ったとき、彼は癌の末期で、それから3ヶ月後に亡くなったんです。ランダルの物語は、自分のことのようにリアルに感じました。」

「作品を見ていくうちに、『これは私のストーリーだ!』と、登場人物に共感する部分が必ずあると思います。完璧な人生などなく、試練を乗り越える様子がリアルに描かれた素晴らしいドラマです。」

「私は、肥満に悩み、自分に自信が持てないケイトに共感しました。」と語った奥浜さん。「ケイトに共感したから、彼女を支えるトビーも好きになりました。」とコメントすると町山さんは、「トビーは本当に良い人ですよね。2話以降でとても意外な展開になりますよ!」と、これからのストーリー展開が楽しみになる言葉を添えた。まだまだ話し足りない様子の中、イベントは幕を閉じた。

(取材・文:加藤優花)


■リリース情報:

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから

DVDコレクターズBOX(9枚組¥10,400+税)発売中
DVD大好評レンタル中/全18話デジタル配信中



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