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キーファー・サザーランド最新ドラマ「TOUCH/タッチ」に出演! 日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その3]

2013年2月22日
メイ・ミヤタメイ・ミヤタ
日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その2]からの続き


東 : 確かに実年齢より10歳程若い役をもらうことが多いよね。

ミヤタ :
そうそう。それで、そっかあ〜と思って、ちょうどその時の舞台のために前髪も切って、さらに若く見えるようになってたこともあって、背伸びをやめてオーディションに行くようになったの。


東 :
それがすごい転機になって、自分の中で見切りがついたんだね。それは私も学ばなくちゃと思う。やっぱり私も個人的に早く大人になりたいって言う気持ちがあって、それで中学生の役とかばかりくるのには、かなり抵抗があった。

でもそこは、ある意味あきらめをつけて、仕事の私とプライベートの私は別の人格なんだからって割り切らないと先に進めないんだなあと気づいたの。

ちなみに、そんなふうに自分の中で受け入れられるようになってから色々変わった?

ミヤタ :
うん、その時、初めて自分を客観視できたのかも。あれ? そういわれてみれば私の顔は童顔だって思って(笑)。自分を見つめなおして何を売りにするとか、自分を売り込むとか、自分を魅せるとか、今まで考えたことがなかったのね。そういうことも表現の一つになるんだなって気づけて。それで高校生の役のオーディションとかも抵抗なく受けるようになって。面白いよね!


東 : 特に印象に残ってるオーディションはある?

ミヤタ :
前に受けたNational(全国放映)のコマーシャルのオーディションで、「Do you think so?(あなたはそう思う?)」って聞かれて「No」って答えるだけのオーディションを受けたんだけど、えっ、それって正解のアンサーは何? みたいに思って。「Nope」とか言って緊張して変に発音間違えちゃっても恥ずかしいし。


東 : 確かに一語だけって逆に緊張しちゃうよね! オーディションの準備で特に気をつけてることはある?

ミヤタ :
たぶん当たり前の事だけどDescription(役の説明)をよく読むようにしてるかな。Silverlakeタイプとかあるじゃん。それで、えっ?みたいな。分かんないよ〜って感じで。(笑)

(*Silverlake: ロサンゼル内の東側にある地域の名前。アート系のかっこいい若者が多い。日本で言えば「原宿系」などといった感覚)


東 : Hipsterとかも困るよね(笑)

(*Hipster: Silverlakeにもよく出没する若者のタイプ。頑張っていない雰囲気がかっこ良く、アートに強い興味を持っている。インディー系とも言えるかもしれない。ダテ眼鏡をかけることも多い。ニューヨークではブルックリン周辺のエリアに多い)

ミヤタ :
うんうん、私ずっとヒップホップのことかと思ってたもん!(笑)ヒップホップスターみたいな?


東 : ええ〜!(笑)

ミヤタ :
あと、格好はできるだけ近づくように頑張る。写真を見てリサーチをしてみたりして。それと、とりあえず元気な役かとか、おおまかに役の雰囲気とかも確認して。


東 : 「TOUCH」の時は、派手な原宿ガールで出演してたけど、オーディションも派手な格好で行ったの?

ミヤタ :
あんなに派手ではなかったけどね。(笑)ロングカットのピンクのコンバースみたいなので行ったかな。


東 : そんなのよく持ってたね?

ミヤタ :
元々こっち(ロサンゼルス)に長く住む意識がなくて、あんまり日本から服を持ってこなかったから、自分の買い物に行くときにお仕事で使えそうだなって思うのがあれば、ちょこちょこ買い集めるようにしてたの。


東 : さすが!

ミヤタ :
たまたま「TOUCH」のオーディションを受ける前に、そういう原宿系ガール役みたいなオーディションがいくつかあったのね。医者役なのに原宿ガール系とかもあったし。(笑)でも、私のイメージの原宿ガールで行ってみたら全然違ってて。それで、オーディションでいた他の子たちを観察してたら、めっちゃ奇抜で。

アメリカ人にとっての原宿ガールっていうのは、いわゆる本当に原宿にいるような子たちじゃなくて、グウェン・ステファニーのバックダンサーさんたちのHarajuku Girlのような子達のことを言うんだって気づいたの。


日本人女優メイ・ミヤタ インタビュー[その4]へ続く
 
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