トム・クルーズ、骨折していても全速力で走るシーンをスタントなしで撮影していたことが明らかに! いったい何が彼をそこまで駆り立てるのか?[来日記者会見レポート]

大人気スパイアクション映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」がいよいよ8月3日公開。主演のトム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督らが本作のプロモーションのために来日し、来日記者会見を行った。

「フォールアウト=予期せぬ余波」というタイトルと、これまでトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが挑んだミッションすべてが本作の物語に繋がるという、さらなるストーリーの拡がりに期待が高まる本作。盗まれたプルトニウムを奪還するミッションを遂行するため、様々なド迫力アクションが繰り広げられる。

7月18日、都内某所にて最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」来日記者会見が開催。ステージには、約2年ぶりにして通算23回目の来日となった主演のトム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督が登壇し、撮影中のエピソードを語った。

まず気になるのが、去年報道され話題となった、撮影中のトムの骨折。トム自身が「みんなぼくの骨折が気になるんじゃないかな。撮影中に壁に思いっきりぶつかって足首を骨折したんだ。当たった瞬間折れたってわかったね。医者に手術しなくていいよと言われたけど、完治に9か月かかると言われたんだ。でもぼくは6週間で撮影に戻らなくてはいけないのだと伝え、実際本当に6週間で撮影を再開したよ」と、おどろきのエピソードを明かした。また今回アクションシーンが満載だが、トムはスタントなしですべて自分で撮影に挑んだという。



これには監督も「ロンドンで全速力でトムが走るシーンがあるんだけど、あの時もまだトムの足は折れていたんだ。でも最後の走るシーンだったからトムは全力で走ったんだよ!」と、トムの驚異的な役者魂を語った。

そしてサイモンは「みんなトムのケガに注目が集まっているけど、ぼくも紙で手を切ってしまったんだ。そこは映ってないけどね」とジョークを飛ばした。


またDCコミックスの「スーパーマン」役で知られるヘンリーは、スーパーマンでのアクションと本作のアクションの違いについて聞かれると「今回はスタントなしで全部自分でやっているんだ。でも実はスーパーマンはほとんどCGなんだよ。あの有名なコスチューム以外はほぼCGなのさ」と意外なおもしろエピソードを語った。


そして同作ではヘリコプターの難易度の高いアクロバット飛行のために毎日訓練し、さらに「ヘイロージャンプ」という、時速320キロで高速落下、地表寸前でパラシュートを開くという危険なアクションにも挑んだトム。

20年経った今も過激なアクションに挑戦し続ける理由について聞かれたトムは「ぼくはキャリアを通じて、どんな映画でも自分に挑戦してきました。観客の皆さんのために全力を尽くすんです。人生を映画作りに捧げています。皆さんとシェアすることが私のよろこびであり夢なのです。アクションの前にまずそのキャラクターについて考えます。我々のスキル、才能の全てをつぎ込んでみなさんに届けたいのです。監督とは9本タッグを組んだけど、さらにあと19本作ろうね(笑)」と監督へ笑顔で伝え、映画と観客への愛を語った。