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【祝・再来日 & 2ndアルバム発売】アリアナ・グランデ最新公式インタビュー[前編]「大好きな日本からツアーをスタートするかも・・」

2014年8月27日
photo by Jones Crowphoto by Jones Crow
先日、9月に再来日することが発表された米人気歌手アリアナ・グランデ。デビュー・アルバム「ユアーズ・トゥルーリー」は、全米初登場1位を獲得したほか、世界30以上の国と地域のiTunesにて1位を記録。また、日本国内においては、洋楽女性ソロ・アーティストのデビュー作として歴代最高位獲得という快挙を成し遂げた。

彼女の勢いは止まらず、早くも2ndアルバム「マイ・エブリシング」が完成。同作は、全米、全英を含む63以上の国と地域のiTunesで1位を獲得したニュー・シングル「プロブレム feat. イギ―・アゼリア」や、EDM界のプリンス=ゼッドが手掛ける「ブレイク・フリー feat. ゼッド」、また、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズがアリアナのために書いた「ジャスト・ア・リトル・ビット・オブ・ユア・ハート」というラヴ・ソング、そして世界を代表するヴァイオリニスト 葉加瀬太郎とのコラボレーションも収録されるとあって、リリース前から大いに話題を集めた。

今回、「マイ・エブリシング」のリリース(8月27日発売)を記念して、前回来日した際のインタビューをお届けする。

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——今回の来日、楽しんでいますか?

「ええ、とっても。日本が大好きなの」


——さて、「プロブレム」の大ヒットおめでとうございます。

「アリガトウ!!」


——あなたのこれまでのキャリアにおける最大のヒットとなったわけですが、現在の心境を教えてください。

「当然ながら、とても興奮しているわ。おっしゃる通り私のこれまでのキャリア中で最大のヒットとなって、とても感謝しているの。正直言って、こんなにヒットするとは全然予想もしていなかった。あの曲で私と一緒に仕事をした人たち、私のチームの大勢が、こうなると私に告げてくれていたけれど、私は思ってもいなかった。ホントに思っていなかったの。曲自体は大好きだったけど、他のみんなほどの確信は持っていなかった。他の人たちの意見を信じて、チャレンジしてみて本当に良かったと思っている。おかげで多くの扉を開け放ってくれたと想うの。仕事以外の面でもそうだと思うの。ほら、私の考え方を変えてくれたというか――。失敗するのが怖くてトライしなかったこともあったけど、今はもう怖くない。目から鱗(うろこ)の体験だった。凄くいい教訓になったわ(笑)」


——その曲にはラッパーのイギー・アゼリアがフィーチャーされています。彼女とは随分前からコラボしたいと望んでいたそうですが、一緒にやってみてどうでしたか?

「すごく良かったわ。彼女はあの曲で最高にキメてくれた。素晴らしいラップを加えてくれた。タイミングがピッタリだったというのも確かよね。彼女は今、最もホットな存在だから。リリースのタイミングもバッチリだった。『ファンシー』が大ヒットする以前から彼女には着目していたの。いい予感がしていたわ。デビューしたばかりの彼女とこんなに早く共演できたこともすごくラッキーだった。彼女はアメリカで大ブレイクを果たしているわ。すごくラッキーだった。不思議な力のなせる業よね。『今こそ、イギーと共演するべき』という気がしたの。本当に絶好のタイミングだった。すごく興奮しちゃったわ。タイミングのおかげよね」


——アーティストとして、また人間として、イギーのどういうところを気に入っていますか?

「アーティストとしては、彼女の怖れを知らないところ、自信を持っているところを尊敬するわ。堂々としていて、ガールパワーをすごく感じるの。同じ女性として、強く、勇気づけてくれる女性たちを見ると励まされるでしょ。そういう憧れよね。それにソングライターとしても優れているわ」


——彼女のパートは、あなたのパートのレコーディングが終わってから、あとから付け加えられたものですか?

「ええ、私とマックス(・マーティン)とサヴァン(・コテチャ)とでまず曲を書いて、後からイギーが彼女のパートを書いて、一緒に併せた感じかしら」


——デビュー作では主に90年代R&Bやモータウン的なヴァイブのサウンドが特長となっていましたが、新作での方向性はどうなりますか?

「前作ほどはレトロ調ではないわ。新しいことにも挑戦したかったので、実験的でもあるし、チャレンジもしている。もう少しポップになるわ。ええ、だから興奮しているの。デビュー作とまったく同じアルバムを作りたいとは思っていなかったわ。だってそんなの楽しくないし、もう一度やってしまっていることだから、何か新しいことにトライしてみたかったの。違うからすごくワクワクするの。すごく楽しみにしているわ。私にとっての新たな章の幕開けという感じかしら。新しい時代、新しい時勢。すごく興奮しているの。サウンドもすごく気に入っているわ」


——もう少しポップというのは、ポップ界のプロデューサーやライターを多く起用しているからですか?

「前作ほどレトロ調が入っていないの。とはいえ、私が主に影響を受けてきた音楽ももちろん入っているわ。私らしさと、私のやっている音楽とが、違和感なく合体しているの。ただサウンド的には、90年代的な懐古調とは異なっている。でも、もちろん、それは私らしさの一部でもあるから、そういう曲も入っているわ」


——ゼッドやライアン・テダーと仕事をされていますが、こういった今現在メインストリームの最前線で活躍している人たちとの仕事は、ある意味でチャンレジだったのでは?

「そうなの(笑)。すごく不安だったわ。これまでの人生で一度もEDM系の曲を歌ったことってなかったし…ええ、本当にただの一度もね。ところがゼッドの曲を聴いた途端、身体の芯を付かれたような感じがあったの。本当に大好き、絶対この曲にトライしてみたいと思ったの。私が思うには、もしも今ホイットニー・ヒューストンがこの曲を聴いたとしたら、20歳のホイットニーが聴いたとしたら、『これを歌いたい!』って言うと思うの。若いホイットニーがもしここにいたらね。そんなふうに思える曲なの。だから興奮したし、この曲に挑戦して、心底惚れてしまったわ。本当に大好き。このニュー・アルバムに関しても私が気に入っているのは、そういう点なの――。最初は恐れていても、それに挑戦、そして最終的には上手く行く。ちょっと病み付きになりそうなくらいよ。もっと色々試してみたいと思っているの。ワクワクするわ」


——「ジャスト・ア・リトル・ビット・オブ・ユア・ハート」という曲はワン・ダイレクションのハリー・スタイルズがペンを執っています。彼が他の人のために曲を書くとは、あまり知られていないように思うのですが。

「ええ、彼はすばらしいソングライターよ。マックスとサヴァンと一緒にレコーディング・スタジオにいたら、ある日、彼が訪ねてきてくれたの。詳しい経緯は覚えてないけれど、『曲を書いてみる?』ってきいたら彼が『いいよ。ちょっとやってみようか』という感じで彼は曲を書き始めたの。驚いたわ。本当に驚いたわ。最初のヴァースを聴いて『わぁ、美しい』と思っていたら、その次のパートになって「うわっ、これはホントに美しいわ」と思っていたら、そのあとコーラスに入って、その時には文字通り泣き始めていたわ。本当にキレイな曲。すっかりその世界に呑み込まれていたの。本当に美しい曲。彼のソングライターとしての才能を知る人はまだ多くないかもしれないけれど、本当に美しい曲よ。私もこんなタイプの曲をこれまで歌ったことがなかったの。どう説明すれば良いのかしら……凄く美しいピアノ・バラードよ。優しくてシンプルで美しい。でも、ディープでもあるの。ええ、彼はとってもすばらしいソングライターだわ」


——どういった内容を歌っていますか?

「破局の兆候を歌っている。自分以外の人が恋人にはいそうだと直感しているけれど、あまりにも深く愛しすぎていて、その事実まで受け入れてしまうという。ガマンならないけれど、全てを失うくらいなら、他の人がいても受け入れてしまう関係。胸が引き裂かれそうな話よね。本当に美しい曲よ。彼とはこの曲で一緒に仕事することができて、心から感謝しているわ」


——このアルバムのリリース後に、本格的なツアーを行なう予定はありますか?

「ええ、初の本格ツアーは来年の初め頃からスタートするわ。詳細はまだ決まっていないけれど、もう契約も締結したわ。だから実施するのは間違いない。少なくとも私の知る限りではね」


——世界を回りますか?

「ええ、アメリカだけじゃないわ。世界規模のツアーになるわ。もしかしたら日本からスタートするかもしれないかもね。ええ、可能性はかなり高いわ。詳細はまだ分からないけど、そういう計画を立てているところよ」


——どういうステージにしたいと考えていますか?

「すばらしい内容にしたいわ。すばらしいステージを披露したい。でも、まだ内容までは分からないかな。まだじっくり考える時間が持てていないの」


——他のアーティストによるステージで感激したことは?

「マドンナね。マドンナのステージは本当に最高。感激したわ。ブルーノ・マーズの最新ツアーも良かったわね。オールド・スクールな見せ方で、彼の歌声がすばらしかった。バック・バンドも良いし、彼のフザケた風な立ち回りや人間性も大好き。でも、やはりマドンナが一番ね。彼女のコンサートには何度も行っているの。幼い頃から母親が連れて行ってくれたから本当にラッキーだった。彼女のほぼ全てのツアーを観てきたわ。唯一無二だわ」

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アリアナ・グランデ最新公式インタビュー[後編]「最新アルバムの中で一番好きな楽曲は・・・」に続く


【動画】 「プロブレム feat. イギ―・アゼリア」ミュージック・ビデオ



■リリース情報

アリアナ・グランデ
2nd ALBUM「マイ・エヴリシング」(原題:MY EVERYTHING)
2014年8月27日発売

<日本独自企画!デラックス盤>【CD+DVD】 3,100円+税
マイ・エヴリシング~デラックス・エディション(DVD付)
アリアナ・グランデ
ユニバーサル ミュージック (2014-08-27)
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<通常盤>【CD】 2,200円+税
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【トラックリスト】

1. イントロ/Intro
2. プロブレム feat. イギ―・アゼリア/Problem - (Feat. Iggy Azalea)
3. ワン・ラスト・タイム/One Last Time
4. ホワイ・トライ/Why Try
5. ブレイク・フリー feat. ゼッド/Break Free - (feat. Zedd)
6. ベスト・ミステイク feat. ビッグ・ショーン/Best Mistake - (feat. Big Sean)
7. ビー・マイ・ベイビー feat. カシミア・キャット/Be My Baby - (feat. Cashmere Cat)
8. ブレイク・ユア・ハート・ライト・バック feat. チャイルディッシュ・ガンビーノ/Break Your Heart Right Back - (feat. Childish Gambino)
9. ラヴ・ミー・ハーダー(by アリアナ・グランデ&ザ・ウィークエンド)/Love Me Harder - (Ariana Grande & The Weeknd)
10. ジャスト・ア・リトル・ビット・オブ・ユア・ハート/A Little Bit Of Your Heart
11. ハンズ・オン・ミー feat. エイサップ・ファーグ/Hands On Me - (feat. A$AP Ferg)
12. マイ・エヴリシング/My Everything
13. バン・バン (by ジェシー・J、アリアナ・グランデ&ニッキー・ミナージュ)/Bang Bang (Jessie J + Ariana Grande + Nicki Minaj)
14. オンリー・ワン/Only 1
15. ユー・ドント・ノウ・ミー/You Don’t Know Me
16. キャディラック・ソング/Cadillac Song
17. トゥー・クロース/Too Close
18. ベイビー・アイ feat. 葉加瀬太郎 ※国内盤ボーナス・トラック


アリアナ・グランデ 日本公式サイト
  //www.universal-music.co.jp/ariana-grande

アリアナ・グランデ 日本公式twitter
 https://twitter.com/ariana_japan


■アリアナ・グランデ バイオグラフィ

1993年6月26日生まれ、現在20歳のイタリア系アメリカ人。8歳の時、北米プロアイスホッケーリーグでの国歌斉唱が全米テレビデビューとなり、15歳でブロードウェイの「13」に出演し、その後全米の人気青春ミュージカル・ドラマ「ビクトリアス」でキャット役を演じたことをきっかけに一気に人気上昇し、現在は「サム&キャット」というドラマにて主演を。“ネクスト・マライア”とも言われる程、ズバ抜けた歌唱力の持ち主で、YouTubeでマライアのヒット曲等、数々のカバーを披露して注目を集め、「オンライン上で影響力のある女優」の3位にランクインし、全米ビルボードは「オンライン上影響力のある人物」とも称えている。 ユニバーサル・リパブリックと2011年に契約し、シングル「ザ・ウェイ feat. マック・ミラー」が全米ビルボード10位にランクインし、デビュー・アルバム「ユアーズ・トゥルーリー」が見事全米ビルボード初登場1位獲得!また、アメリカン・ミュージック・アウォーズ2013で最優秀新人賞、そしてPeople’s Choice Awards 2014でもFavorite Breakout Artistを受賞!

今、最も音楽界で急上昇中のアーティストとして世界中のメディアから注目され、最新シングル「プロブレム feat. イギー・アゼリア」は63の国と地域のiTunesにて1位獲得し、全米の初週ダウンロード数は、女性アーティストとして史上最年少記録を更新!


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