さよならMr.スポック!「スター・トレック」レナード・ニモイ俳優業を引退

1966年放映開始以来、世界中で高い人気を誇るSF海外ドラマ「スター・トレック/宇宙大作戦」シリーズでMr.スポック役を演じブレイクした大御所俳優レナード・ニモイが、俳優業を引退すると発表した。

これはレナード自身が、カナダToronto Sun紙の取材に対して明らかにしたもので、現在出演中の「Fringe」シーズン2を最後に俳優業を引退すると告白したもの。「プロの役者として60年間働き続けてきた」「(役者生活を)ぜひ、前向きな言葉で締めようと思っていたんだ。本当に、言葉にできない程、素晴らしい経験をしてきたと感じている」と、悔いなく理想的なタイミングで引退することを強調した。

これまで演じ続けてきた「スター・トレック」のMr.スポックに関しては、2009年に公開された映画「スター・トレック」で同役を演じたザカリー・クイントが、この役を受継いだと確信していると語り「(ザカリーは)素晴らしい役者だし、Mr.スポックを見事に演じている。これは、自由に演じさせてあげなければ、と思ってね。Mr.スポックが時代を超えて生き続けていくのは、本当に光栄だと感じている」とコメントしていた。

12年間もの役者休業期間を経て「Fringe」に出演したことについては、「J・J・エイブラムスが「スター・トレック」シリーズを復活させてくれたことに恩を感じてね」「(J・Jは)素晴らしい物語にすると約束してくれたが、本当にその通りになった。出演して心からよかったと思っているよ」と語った。

8歳で俳優としてのキャリアをスタートさせたレナードは、「スター・トレック」でバルカン人と人間のハーフ、スポック役を演じ大ブレイク。「スパイ大作戦」「コンバット」などの人気ドラマにも出演している個性派俳優。最近では、売れっ子クリエイター、J・J・エイブラムスがプロデュースした映画「スター・トレック」にもスポック役として特別出演し大きな話題を呼んだ。「Fringe」にはシーズン1最終話に初登場し、シーズン2からは準レギュラーとして出演している。


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