「フレンズ」の名物カフェ、“セントラル・パーク”が期間限定オープン

ニューヨークのマンハッタンを舞台に男女6人の若者たちの友情や恋愛を描いた人気コメディ「フレンズ」で、主人公たちが集ったり、ジェニファー・アニストン演じる人気キャラクターがバイトをした架空のカフェ、セントラル・パーク(Central Perk)が、期間限定でニューヨークにオープンした。

英BBCによると、「フレンズ」(1994～2004)を制作したワーナー・ブラザーズは9月17日、同作品の放送開始20周年を記念して、マンハッタンの人気エリア・ソーホーにセントラル・パーク・カフェをオープンしたとのこと。「フレンズ」でお馴染みのセントラル・パークをそっくり再現したもので、番組で実際に使われたオレンジ色の長ソファーや、窓に飾られていたネオン看板、エスプレッソ・メーカーなども置かれているという。

カフェの一角には、番組で使用した小道具や衣装などが飾られ、リサ・クドロー演じるフィービー作詞作曲の「スメリー・キャット」のオマージュ・パフォーマンスも行われるとのこと。コンテストやプレゼントなども頻繁に行われる予定もあるとのことで、ファンにとっては嬉しい限り。また、コーヒーブランドのエイト・オクロック・コーヒーとタッグを組んでいるため、美味しいコーヒーも無料でふるまわれるとのことだ。

「フレンズ」でセントラル・パークの支配人ガンター役を演じたジェームス・マイケル・タイラーは、今回期間限定オープンしたカフェについて、「ワオ!そっくり過ぎだよ!とびっくりしたね。思い出が一気によみがえってきたよ」「コーヒーの匂いが漂ってきて、我に返ったんだ。白髪になるのは実に10年ぶりだよ」とコメント。ジェームスは「フレンズ」撮影中、役作りのためミディアム・ブラウンの自毛を毎週ブリーチしていたが、今回のカフェのためにも久しぶりにブリーチしたことを明かした。ジェームスは、今後、何度かカフェに現れファンと交流する予定が組まれているという。

「フレンズ」の名物カフェであるセントラル・パークは、これまでもレプリカが作られており、ロサンゼルスのワーナー・ブラザーズ・VIPスタジオに設けられているほか、2012年4月にイギリスのリバープールで、2012年4月にチェスターでセントラル・パーク公式カフェがオープン。また、2010年には中国の北京で、「フレンズ」の大ファンだという実業家が、6階建てのアパートにセントラル・パークとマット・ルブランクが演じていたジョーイのアパートレプリカを建築。カフェは好評だったため、2012年に上海にもオープンさせている。

ドラマの舞台となったマンハッタンでは初となったセントラル・パーク・カフェは、10月18日まで営業する予定。