大御所歌手ライオネル・リッチーが、マイリーやジャスティンを批判！ 「彼らは20年後も生き残っていけるのか？」

アカデミー歌曲賞を受賞した「セイ・ユー、セイ・ミー」(1986)をはじめ多数のヒット曲を持ち、65歳の現在も本国はおろか日本での公演を成功させるなど、大御所歌手のひとりとして認知されているライオネル・リッチー。そんな彼が、マイリー・サイラス(21)や、ジャスティン・ビーバー(20)といった若手歌手に対し、ある観点から厳しい評価を下しているようだ。

ライオネルは、英新聞の取材に対して、現代の音楽業界について苦言。米Perezhiltonによれば、「われわれのいる業界は美しく、衝撃や価値がある」と話している。また、同年代から活躍するスターであるマドンナ(56)や、故マイケル・ジャクソンの楽曲やステージングについて、「彼らは素晴らしい“目録”を残してくれた」と、その功績を評価。その一方で、現代の音楽シーンについては、いささかの不満があるようだ。

「自分は人気だけでなく、持続性という観点からジャッジしたい。どれだけの曲が、覚えていられるかということだ。マイリーやジャスティンについて考えてみよう。(中略)スタイリストとシンガーは違う。いまや誰だって歌えるんだ!　カラオケにいけばいい。歌のうまいやつはいくらだっている。だけど彼らははっきりと特徴的な声を持っているんだろうか?」

たったいま、世界中で大人気のマイリーやジャスティンの楽曲だが、果たして20年後にも同じく人々から愛されているのか。そこにこそ音楽の価値があると、ライオネルは考えているようだ。ライオネル自身は、70年代から現在まで、40年にわたり第一線で活躍し続けているが、マイリーやジャスティンが同年代になったとき、どのような立場となっているのか。今後、彼らは長い時間をかけ、大御所を見返すことができるのだろうか?