エマ・ワトソン、ハリウッドに存在する“性差別”について暴露！ 「女性による、女性への差別」問題を語る

幼いころから映画界で活躍する女優エマ・ワトソン(25)が、ハリウッドにはびこる性差別について告白。自分がこれまで体験してきた“差別”を明らかにした。

映画「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)にて、メインキャラクターのひとり、ハーマイオニー役でデビューしたエマ。オーディションを受けた当時は10歳だった彼女も、いまは25歳に。名門ブラウン大学を卒業した才女としての顔も持つ彼女は、現在、女優業以外にも国連親善大使を務めるなど、幅広い世界での活躍を続けている。

これまでも“男女平等”を強く訴えてきたエマは、「The Guardian」から受けた最新インタビューの中で、ハリウッドに蔓延する性差別について激白。映画界の現実を伝えた。

「私も性差別を体験してきたわ。これまで17人の男性監督の作品に出演したけど、女性監督作品はたった2作だけ。一緒に仕事をしたプロデューサーのうち、13人は男性で、女性は1人だけだった」

まだまだ映画界において、女性が活躍する場は多くないと、自身の体験を通じて訴えたエマ。「私は平等な扱いこそが、普遍的な平等を生むと、いつも主張しているの」と、彼女は続けている。しかし彼女自身、「私と男性共演者に対するメディアの扱い方は、信じられないくらい別物」と、いまだに問題を抱えているようだ。

「たぶん国連での活動を通じて、私はより多くの問題に気が付くことになったと思う。この間、仕事でディナーへ出かけたの。そこにいたのは7人の男性と、私よ」

合わせてエマは最悪の問題のひとつとして、「女性の中には、他の女性に対してありえないほどの偏見を持っている者もいる」と告白。皮肉なことに、「自分が知っている最高のフェミニストは、男性たち」だと明かした。