マット・デイモン、「オーシャンズ８」カメオ出演シーンが全カット！ セクハラ騒動への失言が原因か

映画「オーシャンズ8」における、マット・デイモン(47)の出演シーンがすべてカットされることとなった。

映画「オーシャンズ8」は、ジョージ・クルーニー主演「オーシャンズ」シリーズの最新作。豪華女優陣が演じる新最強犯罪チームの大胆な強盗作戦を描く内容で、すでに公開されたアメリカではシリーズ最高のオープニングを記録。日本においても今年8月に全国公開が予定されている。

マット・デイモンは、オリジナルで演じたライナス役で、本作へのカメオ出演を予定していた。しかしABCのインタビューにて、ハーヴェイ・ワインスタインへの告発や、「#MeToo」運動に対して、「(レイプから接触まで)セクシャルハラスメントには幅がある」と主張。声をあげていくという趣旨には賛同を示したものの、あらゆる行為を「ひとくくりにすべきではない」といった自身の見解を示した。

この発言の直後からマットの発言に対して、「被害に遭った女性たちは誰もが傷ついている」といった反論が頻出。のちに謝罪することとなった。しかし彼への反発はやまず、「オーシャンズ8」からの出演シーンカットを求める運動が活発化。DigitalSpyによれば2万8千を超える署名が集まり、ついにはこれが実現することとなってしまった。

ゲイリー・ロス監督はこの決断について、「ストーリーを構成するための取捨選択の結果」と説明。一連の騒動に関する言及はしていない。