アリアナ・グランデ、マンチェスター爆弾事件犠牲者へ向けて書いた手紙が公開

アリアナ・グランデ(25)が、英マンチェスター爆弾テロ事件の犠牲者へあてて書いた手紙が公開された。

アリアナ・グランデの新ドキュメンタリー「Dangerous Woman
Diaries」が、YouTube上で公開されている。現地時間11月29日まで、4話が配信されており、その中には英マンチェスターでの公演会場で、昨年5月に起きた爆弾テロ事件に関する内容も含まれている。

22人が命を落とし、500人以上が負傷したたこの事件に関して、アリアナ・グランデは「こんな事件を経験すると、世の中の何もかもが違って見える」と、変化を吐露している。また、番組の中では、今年2月、事件から8か月後に彼女が書いた手紙も公開。そこには「言葉もなく、生涯、問いかけ続ける疑問だらけ」「完全に吹っ切れることはきっと不可能」との、正直な思いがつづられていた。

「音楽は逃げ道であり、私が知る限りはもっとも安全なものだった。ポップスは、人々を団結させ、親友同士の出会いの場になり、自分らしくさせるもの。安らぐもの。楽しいもの。感情表現であり、幸福。絶対に誰かを傷つけたりなんてしないもの。安全なもの」
(中略)
「この事件の被害に遭ったマンチェスターの人々やその家族、世界中にいる私のファンのスピリットは、生涯残る影響を受けた。彼らの愛、強さ、絆は、私やチーム、ダンサー、バンド、クルーたちに、打ちのめされていないと教えてくれた。もっとも恐ろしく悲しい時期に、憎しみに勝たせてはいけない。その代わりに、最大級の愛情と、感謝を」

アリアナ・グランデは事件について、「マンチェスターと私は、これからの人生において、毎日ずっと思い続けていくだろう」と手紙を締めくくっている。