【2011年を振り返る】カミングアウトにまつわるニュース

同性愛者が世間にカミングアウトをすることはとても勇気のいることです。そんな中、社会を変えようと先立ってカミングアウトする有名人たちがいます。

「glee/グリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーは、今年ついに15年間交際していた彼氏との婚約を発表しました。

■「glee」ライアン・マーフィーが彼氏との婚約を発表

ライアンは同性愛者の地位向上と理解促進のために積極的に活動しています。


アメリカ・ニューヨーク州では、今年6月、同性愛結婚を認める法案を可決。その法律が生んだのは、なんとイケメンカップルだった?!

■美形カップルに思わずウットリ! 「glee」ライバル校の超イケメンコーチが同性愛婚

「glee」の出演経験も持つ俳優シャイアン・ジャクソンは、長年交際している恋人で物理学者と同性愛婚。彼もゲイであることを公にしており、同性愛者の権利を訴えるサポート団体で活動しています。


「ママと恋に落ちるまで」のニール・パトリック・ハリスも、ニューヨーク州での法案可決後に、同性パートナーとの婚約を発表しました。

■ニール・パトリック・ハリスが同性パートナーとの婚約を発表


■「HEROES」ザッカリー・クイントがゲイであることをカミングアウト

「HEROES」でサイラー役を演じた俳優ザッカリー・クイントもカミングアウトしました。彼はライアン・マーフィー製作の新作ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」にゲイ役として出演しています。


ザッカリーはじめ、ニュースキャスターや俳優のカミングアウト、同性愛者支持の背景には、1人のゲイ少年の自殺があったようです。

■14歳ゲイ少年の自殺にショックを受けたガガ、いじめ撲滅を訴える


こういったいじめを撲滅するために有名人たちが立ち上がる中、カミングアウトのリスクを語る俳優もいます。

■ゲイの名優、カミングアウトのリスクを語る

1960年代に放送されていた人気海外ドラマ「ドクター・キルデア」で主役を演じたリチャード・チェンバレンは、長年ゲイではないかという噂が流れていながらも、何十年も隠し通してきたといいます。2003年、彼が69歳の時、ついに自身が同性愛者であることをカミングアウトしたのですが、カミングアウトすることで役者としての仕事が減ると語っています。


同性愛者差別をなくすためにたくさんの人たちが活動していますが、時々行き過ぎることがあるそうです。

■ゲイ疑惑に異例の公式発表!! 「セサミストリート」アーニーとバートの関係は?

「セサミストリート」のアーニーとバートは大の仲良しで、同じ寝室で寝るほど。同性愛の社会的容認をさらに進めるため、知名度抜群の2人を番組内で結婚させようとする10000人近い署名が集められたのですが・・・

「アーニーとバートはパペットで、性的指向なんてない。2人は純粋な親友なんだ」と「セサミストリート」からコメントされてしまいました。