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あの名シーンを人気ドキュメンタリー番組が検証! 「タイタニック」のジャックは生き延びることができた!?[動画あり]

2012年10月10日
大作映画「タイタニック」の名シーン大作映画「タイタニック」の名シーン
The Hollywood Reporterより
米ディスカバリーチャンネルと英BBC2で放送されている、都市伝説などを検証する人気ドキュメンタリー番組「怪しい伝説」が、大作映画「タイタニック」の主人公ジャックが生き延びる可能性は本当にゼロだったのかということを検証。最新エピソードで、その検証結果を発表し、ジェームズ・キャメロン監督に報告した。

1997年に公開された「タイタニック」は、1912年に起きたタイタニック号沈没事故を基に、ケイト・ウィンスレット演じる上流階級の娘ローズと、レオナルド・ディカプリオ演じる貧しい青年ジャックの情熱的で悲劇的な恋愛を描いた作品。映画のクライマックスで、2人は凍りつく海に放り出され、ジャックは流れてきた木製のドアの上にローズを乗せ救助船を待つのだが、ジャックは低体温症で死んでしまい、ローズだけが生き延びるという展開になる。

【動画】「怪しい伝説」が大作映画「タイタニック」の名シーンを検証


自分の命を犠牲にして愛する者を助けるという“究極の愛”を描き、世界中の観客に感動を与えた「タイタニック」。しかし、ネット上では「ジャックは死ななくてもよかったのでは?」という声が多くあがっていた。

豪ビヨンド・コントロールが制作する検証番組「怪しい伝説」の最新エピソードで、アダム・サヴェッジとジェイミー・ハインマンは、ジャックが助かる道はなかったのかと色々な方法を使い検証。ローズが身に着けていたライフジャケットをドアの下にくくりつければ、大人2人が乗っても沈むまないという結果を得ることができた。

2人は自信に満ち溢れた顔で、「タイタニック」を手掛けたジェームズ・キャメロン監督に、この検証結果を報告。しかし、監督は不満気な表情を浮かべ、「脚本にはジャックは死ぬと書いてあるんだから、死ななければならないんだ。奴は沈まなきゃならないんだよ」と、何がなんでもジャックは死ぬ運命にあったのだと強調。生き延びることができると検証はできたが、作品の中でジャックが助かる可能性はゼロだったことが判明してしまった。

ジェームズは最近受けたIGNのインタビューで、ドアにはジャックが乗れるスペースもあったのではないかと質問され、「問題なのはスペースがあったかではなく浮力だ」「ローズを乗せた後、ジャックもドアの上に乗ろうとしたよ。彼だって死にたくはないんだし、そこまでバカじゃない。でも、ドアは沈みかけひっくり返りそうになったんだ。あのドアには一人が乗れる浮力しかなかったんだ。だから、彼は2人一緒に沈むのではなく、彼女を乗せる決断をくだしたんだよ」と反論していた。
 
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