ハル・ベリーの元彼、ハルの婚約者と殴り合いの大ゲンカ! 骨折の末、暴行罪で逮捕

映画「キャットウーマン」などで知られるオスカー女優ハル・ベリーの元交際相手であるモデルのガブリエル・オーブリーが、現在ハルと交際しており婚約者でもあるフランス人俳優のオリヴィエ・マルティネスと殴り合いの大ゲンカをし、暴行罪で逮捕された。米複数メディアが報じた。

2度の離婚を経て、2005年にハルはガブリエルと交際をスタート。2008年には第一子となる女児、ナーラ・アリエラちゃんが誕生も、2010年4月に破局していた。当初は友好的な破局をアピールしていたものの、ナーラちゃんの親権をめぐって争いが勃発。今年に入ってからも、ハルがナーラちゃんとフランスで住むことの許可を申し立てた裁判が棄却されるなど、“泥沼裁判”が続いていた。

そんな中、ガブリエルは感謝祭の日にハルの家までナーラちゃんを送り届けに行ったのだが、その場にいたオリヴィエと、ナーラちゃんの目の前で殴り合いのケンカを始め、結局その場で現行犯逮捕されてしまったのである。

ケンカの引き金となったのは、オリヴィエがガブリエルに言った「もう前に進もうよ」の一言。このセリフの何が気に障ったのかはわからないが、ガブリエルはオリヴィエの顔に向かって一撃をお見舞いしようとした。

しかし、プロボクサーの父を持つオリヴィエは、自身も一時期ボクサーを目指していたこともあり、ガブリエルのパンチを見事肩で交わしたそう。その後、完全に逆上してしまったガブリエルがオリヴィエの上に馬乗りになって殴りかかろうとしたが、最終的にはオリヴィエが彼を押さえつけ、現行犯逮捕して終わったという。

このケンカのお陰で、ガブリエルは顔面打撲と肋骨の骨折という重症を負ったが、治療を終えた直後にはロサンゼルスの留置所に拘留され、保釈金は20000ドル(約160万円)とされている。一方のオリヴィエは、右手の骨折と首のケガが懸念されたが、翌朝には近所の酒屋でアルコールを調達する姿が目撃されるなど、大したケガはなかった模様。

なお、この事件を受けて裁判所はガブリエルに対し、ハルとナーラちゃん、そしてオリヴィエへの暫定的な接近禁止命令を出していたが、27日(火)に失効するため、現在ハルは無期限の接近禁止命令を求めて裁判所へ申し立てている。

今年の1月には、ガブリエルは共同親権にあたって取り決められていた面会条件を無視し、ナーラちゃんを勝手に学校から自宅に連れ帰っていた。その際、学校に迎えに行った子守の女性とモメ、挙句の果てにはナーラちゃんを抱きかかえていた子守の女性を突き飛ばし、ここでも警察沙汰になっていた。

今月9日にはナーラちゃんのフランス移住が認められず、裁判上では勝っていたガブリエル。娘を取り上げられないためにも、ケンカっ早くすぐ手を出してしまうクセを直してもらいたいものだ。