アカデミー賞助演男優賞の大本命！ マハーシャラ・アリのインタビュー公開

Netflix「ハウス・オブ・カード　野望の階段」のレミー・ダントン役で一躍注目され、Netflix×マーベルの「ルーク・ケイジ」にも出演、映画では「ハンガー・ゲーム」シリーズでも知られるマハーシャラ・アリが大躍進中だ。

今年の賞レースを席巻中の「ムーンライト」で助演男優賞を総なめしており、アカデミー賞助演男優賞にも堂々ノミネート。受賞に期待がかかる。

その彼がオスカー俳優のマシュー・マコノヒーとタッグを組んだ作品「ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男」が2月4日より日本公開される。

アリが演じるのはマコノヒー演じる主人公ニュートン・ナイトの右腕的存在であり親友となる逃亡奴隷のモーゼス。


本作で描かれた南北戦争についてアリは「普通は奴隷の解放をめぐって争う北部と南部というはっきりとした対立構造しか描かれないよね。しかし実際は本作で描かれたように南部は貧しい白人農夫が圧倒的多数を占めていた。彼らが金持ちの戦争に駆り出された事実を僕らは知らないんだよね」と「シービスケット」の名匠ゲイリー・ロス監督が10余年の歳月をかけてリサーチを徹底し歴史に封印された真実を掘り起こした本作の魅力を語った。

オーディション時監督は、アリのアフリカ系アメリカ人としての意見を聞きたがったとのことで「本当に素晴らしい監督で今すぐにでももう一度彼の作品に出たい」と絶賛。

またマシュー・マコノヒーとの共演については「4か月間の沼地での撮影が大変だった。でも毎日エネルギッシュな彼と一緒でとても刺激的だったよ」と回想し、役柄同様いいバディ関係であったようだ。

そして「モーゼスと彼を取り巻く環境を深く理解するために本作の原作など南北戦争に関する本を読み、当時の写真や音楽もかき集めて勉強した」と徹底した役作りをしたことを明かし、主人公のニュートンと同じく誇り高き闘士であるモーゼスという役柄への思い入れを熱く語った。


同じラストネームの「モハメド・アリ」は子供の頃のヒーローでありアイドルだったというマハーシャラ・アリ。彼がオスカーをかかげ、新たなヒーローになる日も近いだろう。

【動画】「ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男」予告編

■ストーリー

それは、14歳の少年の夢を砕いた1発の銃弾から始まった。時は1863年、南北戦争で二つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走する。

故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った黒人の逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がる─。


■作品情報

「ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男」
2017年2月4日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー

監督 : ゲイリー・ロス
脚本 : ゲイリー・ロス
出演 : マシュー・マコノヒー、ググ・ンバータ=ロー、マハーシャラ・アリ、ケリー・ラッセル
配給 : キノフィルムズ

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■リンク

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