スティーヴン・スピルバーグ、監督作「宇宙戦争」のエンディングは「理解不能」！ 自作への本音をポロリ

スティーヴン・スピルバーグ(71)が、自らメガホンをとった作品「宇宙戦争」(2005)のエンディングについて、本音をこぼしている。

「宇宙戦争」は、同名のSF小説をもとにした映画作品。トム・クルーズ演じる主人公が、宇宙からの侵略の危機に瀕する中で、子どもたちを守り抜こうと奮闘するストーリーだ。

ヒット作品となる一方で、実は公開当時からそのエンディングには一部から不満の声が上がっていた。スピルバーグは「James Cameron’s Story of Science Fiction」における盟友ジェームズ・キャメロンとの対談の中で、「あの映画のエンディングはよくなかった」と本音をこぼしている。

いわく「どう終わらせればいいのやら、いまだによくわからない」とのこと。これにはキャメロンも「(原作者)H・G・ウェルズもわかっていなかったんじゃないか」と同調しており、劇中で描かれたあまりにもあっけないエイリアンたちの最期について、疑問を呈している。

「でも原作通りにやったんだよ。モーガン・フリーマンを呼んで、ナレーションでなんとかしてもらったけど」とスピルバーグ。これにキャメロンは、「モーガン・フリーマンは、何でももっともらしくしてくれるからね」と理解を示した。