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【LAセットビジット】「サンタクラリータ・ダイエット」製作総指揮ヴィクター・フレスコにインタビュー(その2)! 「幸せでなくちゃいけない」社会と、結婚の関係って?

2017年1月31日
一見、“優雅”なサンタクラリータでの暮らしが描かれる一見、“優雅”なサンタクラリータでの暮らしが描かれる
昨年8月、米ロサンゼルスの撮影スタジオにて、ドリュー・バリモア(「50回目のファースト・キス」)と、ティモシー・オリファント(「Justified 俺の正義」)が主演する最新作「サンタクラリータ・ダイエット」の、クリエイターを務めるヴィクター・フレスコにインタビューを行った。

「サンタクラリータ・ダイエット」は、ある日、妻が死んでしまい、人肉を食べる“デッド”に変わってしまったことで、ごく普通の夫婦の生活が激変してしまうというストーリー。クリエイターのヴィクターに、結婚というテーマ、そして作品の舞台であり、ロケ地、タイトルにも入っている“サンタクラリータ”への思いを語ってもらった。


――本作のテーマは“結婚”とのこと。このような重要なトピックで、どのように視聴者を笑わせるのでしょうか?

ヴィクター: 笑わせるということは、誰にとっても挑戦。ダークなことでも、どんなことでも、面白くなり得るからね。
コメディと感動作品は背中合わせ。ただ、コメディでは、伝え方が少し喜劇的なだけなんだ。地球に残された最後のひとりの話だって、『マッドマックス』にもなり得れば、コメディにもなり得る。問題はどのようにアプローチするかだ。


――ご自身も結婚25周年とのことでしたが、この25年の間に、アメリカにおける結婚観が変わったと思いますか?

ヴィクター: ラブはラブ。変化があったのかどうかはわからないけど、統計的には離婚率が高まっていて、それがナルシシズム(自己愛)と関係しているとも思う。今の世の中では、自分と自分の必要とするもの、自分の幸せが最重要で、相手への忍耐や寛容が少なくなっている。
“他の人は関係ない、私はいつでも幸せであるべき、もし自分が幸せじゃないのなら、相手のせいであり、この関係から抜け出さなければならない”ってね。それは、新しい関係の在り方なのかも。

同時に「人は誰もが愛を求めていて、愛こそが人を奮い立たせる」ということは、普遍的でいつの時代も変わらないものだと思う。ただ、いつでも幸せでいなければならないという概念が、生きることのハードルを上げている気もするよ。
人類の歴史を見ると、こうした概念が生まれたのは過去40~50年かそれ以降で、つい最近のこと。いつも幸せでなければならないという概念は今、人間の決断にクレイジーな形で大きな影響を与えていると思う。 


――なぜ、ロサンゼルスから車で30分ほどの場所であるサンタクラリータを舞台に選んだのですか?

ヴィクター: 私自身、サンタクラリータに似たサンフェルナンド・バレーというエリアで育ったんだ。だからか計画されたコミュニティに惹かれる。近所との結束が固く、すべてが完璧で、秩序があり、整理されて、美しく計画されているようにみえるコミュニティ。
そうした環境で、ある隣人が人を殺し、人肉を食べるというクレイジーさを描くことに、喜劇的な冒険心をくすぐられたんだ。

(サンタクラリータ・コミュニティは白人社会であり、男女ともに働き、それなりにいい生活を送っている家族が多いと思いますが、シリーズ企画にあたり、そうした設定は意識的に取り入れられたものなのですか?)

ヴィクター: このコミュニティの魅力は、労働者階級の集まりであり、不動産もリーズナブルであるということだよ。住人には教師、消防士、警察官などが多い。番組内で、ジョエルとシーラ夫婦の隣人も警察官であり、それがまた、夫婦に緊張感をもたらしているんだ。クルーの多くも、このエリアに住んでいるよ。

サンタクラリータよりダウンタウン寄りになると、中流階級の収入では不動産を購入することが出来ないんだ。この作品では、彼らのことを描きたいと思った。経済状況は過去3年ほど好転していないのに、テレビではいまだに中流階級の住まいの設定として、とても美しい家を映し出す。
実際には、そうした家は200万ドル(約2億3千万円)もするものなのにね。この番組で描かれる家こそが、実際に中流階級の人々が住んでいる家であり、そうしたリアリティを出すことも重要だったんだ。

(全シーンがサンタクラリータで撮影されたのですか?)

ヴィクター: その通り。すべて(インタビューが行われた)このスタジオから15分以内のところで撮影されているよ。近所に3件の家と、外観撮影用の家があるんだ。すべてのセットを作るのは大変なので、そうした家やステージを活用している。
バーのシーンなどを撮影するときには外へ。夕方から夜には、ドライブ・シーンや殺人シーンを撮影することも(笑)。夜の砂漠でのシーンもあるよ。
多くのシーンを外で撮影することは、挑戦だったね。あとは、スタントや特殊効果、ポストプロダクション効果、殺人や人肉を食べるシーンをどのように見せるかということも、通常の30分番組にはないチャレンジだった。


――その3へ続く



【動画】グロいのに笑えるって新体験!? 「サンタクラリータ・ダイエット」予告編(日本語字幕付き)


ジョエルとシーラはLAの新興住宅地サンタクラリータで平穏な毎日を送るごく平凡な家族。とある日、妻シーラの身体にこれまでの暮らしを一変させる変化が起こり、夫婦の人生は死と破壊の道を突き進むことに... しかしそれは家族が結束を固めるきっかけに!?製作総指揮は『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー、『子連れじゃダメかしら?』ドリュー・バリモアと『JUSTIFIED 俺の正義』ティモシー・オリファントの豪華共演で贈る、Netflixオリジナルコメディドラマ『サンタクラリータ・ダイエット』2月3日配信開始!

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