「フラーハウス」の撮影現場でエキストラをやってみた! ファンなら大喜びの撮影裏側をレポート[写真あり]

アメリカで1987年～1995年にかけて放送された往年の名ドラマ「フルハウス」の続編として、2016年よりNETFLIXにて配信が開始した「フラーハウス」。両作品とも日本で大人気だが、そんなフラーハウスのキャストが来日し日本でドラマ撮影を行うという、ファンにとっては気絶レベルの事態が起こった。

今回幸運なことに、「フラーハウス」日本での撮影にエキストラとして参加させていただき、本場ハリウッド流の撮影を目の当たりにしてきたのでレポートをお届けする。(レポート:くぼたみか)

※記事内に一部ネタバレが含まれます

―撮影1日目―

私が参加するシーンの撮影日は2017年8月の猛暑、撮影現場はホテルニューオータニの野外にある日本庭園であった。初日は「どんな空気なんだろう?」「キャストとは会えるのかな?」など、期待と興奮を抑えきれず撮影現場へ昼の11時に集合。到着後すぐに撮影開始・・・かと思いきや、待機ルームにて昼の2時まで3時間待機。「役者は待つのが仕事」とよく耳にするが、なるほどこういうことかと実感した(筆者はまるで役者ではないが)。

この日撮影した日本庭園

No words. Just gratitude. For the opportunities. For the friendships. For the memories. Goodbye, Tokyo. #フラーハウス

Andrea Barberさん(@andreabarber)がシェアした投稿 - 8月 11, 2017 at 7:45午後 PDT

14時頃、日本人の助監督さんが我々のところにやってきたところで、さぁやっと撮影開始か?と意気込んだら「お昼にしましょう」とのびっくり発言が。拍子抜け感は否めなかったが、お昼が用意されているとは知らなかったので、ひとまずありがたくいただくことに。

「今半」の高級弁当


待機ルームはホテル内の大きな宴会場で、私たちエキストラやスタンドイン(カメラテストをする際役者の代わりにカメラの前に立つクルー)の方々、スタッフなどがごちゃまぜだ。今回カメラクルーなどは日本で手配したようで、部屋は日本人やアメリカ人、いろいろな人種の方々が英語や日本語を喋っている不思議な空間。一体自分は今どの国にいるのだろう?と、たまに見失いそうになりながら周りを観察していた。

するとその時なんとステファニー役のジョディ・スウィーティンが部屋に入ってきた!!あまりにも自然に、普通に振る舞うジョディに一瞬「夢かな?」と目を疑ったが、やはりジョディだ。あの、自分が小さい頃から見ていたステファニーが日本にいて、東京にいて、同じ部屋にいて同じお昼ご飯を食べている。これ以上の奇跡が存在するだろうか?

それがなんと、存在したのだ。ジョディの後にすぐDJ役のキャンディス・キャメロン・ブレ、キミー役のアンドリア・バーバー、ジャクソン役のマイケル・キャンピオン、マット役のジョン・ブラザートン、マックス役のエライアス・ハーガー、ラモーナ役のソニー・ニコル・ブリンガス、ローズ役のマッケナ・グレイスフル、フェルナンド役のフアン・パブロ・ディ・パチェ、CJ役のコニー・ジェーン、スティーヴ役のスコット・ウェインガーら、メインキャストが大集合したのだ。

休憩をとりながら仲良さげに会話をするキャストたち。目の前で“リアル”フラーハウスが繰り広げられている・・・。これは本当に起きている事なのかと、何度も自分に問いかけた。おそらく今まで自分の視界に入ったものの中で、一番幸せな光景だったかもしれない。

I’m so grateful for the opportunity to do what I love, with people I love. Thank you Tokyo for an incredible experience. We love our Japanese fans and our Japanese crew killed it! You’ll get to see it on #FullerHouse Season 3! Coming to @Netflix September 22.

Candace Cameron Bureさん(@candacecbure)がシェアした投稿 - 8月 11, 2017 at 8:57午後 PDT

このように大部屋でキャストもエキストラもクルーも休憩を取るというのは日本ではあまりないスタイルなので、日本にいながらハリウッドを感じた。休憩中のキャストを見ながらご飯を食べるというなんとも眼福な時間であったが、特に萌えたのはマックスとローズのやりとり。まだ10歳&11歳のふたりはずっと元気で、スマホやタブレットを使い動画を見たり面白い写真を撮っては「キャハハ」と盛り上がっていて、周りを和ませていた。

ローズはエキストラの方に近づいてきて「動画を撮りたいんだけど、だれか踊りたい人?」と突然のリクエスト。少し戸惑いもありつつ、天使のようなローズの笑顔を一瞬たりとも曇らせてはいけないとエキストラみんなで必死でスマホの前でダンスした。

エキストラの動画を撮るマックスとローズ


そうこうしているうちにやっとエキストラの出番が回ってきた。私たちは、CJとスティーヴが日本で挙げる結婚式のシーンに親戚や友人として出演。しかしこの日はメインキャストと一緒に撮影することなく、エキストラだけで1シーンのみの撮影であった。待ちが約3時間、撮影が約20分となった。

結婚式のシーンのため、エキストラもドレスアップして撮影に参加


---後半へ続く