映画「ボヘミアン・ラプソディ」メインキャストが念願の来日! クイーンメンバーとの特別な絆を明かす「彼らは良き友人だよ」

11月9日に全国公開されるあの伝説のバンド「クイーン」を題材にした映画「ボヘミアン・ラプソディ」のジャパンプレミアが、11月7日に、東京・六本木で開催された。

この映画は、「ボヘミアン・ラプソディ」や「伝説のチャンピオン」など、数々の名曲を世に送り出し、圧倒的なライブパフォーマンスで世界中のファンを魅了した伝説のロックスター“フレディ・マーキュリー”と彼の愛したバンド“クイーン”の物語を描いたものだ。

この日、レッドカーペットに登場したのは、フレディー・マーキュリー役のラミ・マレック、ブライアン・メイ役のグウィリム・リー、ジョン・ディーコン役のジョセフ・マッゼロの三人だ。残念ながら、ロジャー・テイラー役のベン・ハーディーは、撮影中映画のスケジュール変更のため欠席だった。

映画にちなんで、紫色のレッドカーペットに3人が登場すると、会場は大きな歓声で包まれた。投げキスや、手を振るなどのファンサービスをし、笑顔で報道陣の前でポーズを決めて見せた。

後に行われたジャパンプレミアでは、今回の映画、クイーン、そして出演者自身の特別な思いが語られた。


この映画の題材となった伝説のバンド、クイーンの中で、それぞれの好きな歌は?と質問されると、ラミ・マリックは「Under Pressure」、グウィリム・リーは「Don’t Stop Me Now」、ジョセフ・マッゼロは「Somebody To Love」と答えた。

登壇したキャストが、だれも同映画のタイトルでもある「ボヘミアン・ラプソディ」を答えなかったことに、ラミがすかさず気づき「もちろんボヘミアン・ラプソディだよ!」と答えるシーンも見られた。

同映画の最大の見どころでもある、1985年に行われた「ライブ・エイド」のシーンは、クランクインをしたその週に撮影をしたという。実際にクイーンのメンバーも見学に来ていたことを、グウィリム・リーが明かした。

「ブライアン・メイと、ロジャー・テイラーが、実際にライブ・エイドの撮影を見に来たんだ。撮影を見たブライアンが、“今のは良かったと思うよ!ただ、忘れるな、君はロックスターだ。エゴ見せていいんだよ。”と言って下さったことが、思い出深い瞬間だったよ」と話した。

さらに、ジョセフは「ライブエイドのシーンのリハーサルに、メンバー二人が来ていたから、緊張しすぎてどこかに走って逃げたかった気分だった」と当時を振り返った。

「でも、彼ら(メンバー二人)が、僕たちのファンみたいに携帯でビデオを撮り始めたから、僕たちがあなたたちのファンですよ!って言いたくなったよ(笑)。けれど、そのサポートが、僕たちを後押ししてくれて、エナジーを与えてくれて、自信につながったんだ」と嬉しそうに語った。



主演のラミは、「フレディーがどれほど日本の文化を大事にしていたか気づかされたよ。彼が日本から持ち帰った着物のレプリカを映画の中で着るシーンは、本当に大きな意味を感じた」と、フレディと日本の関係を語った。

また、ラミは「ブライアン、ロジャーはフレディの美しいストーリーを僕にシェアしてくれた。そしてフレディーの妹、カシミアも含め、光栄なことに、彼らは僕の友人と呼べる存在だよ」といい、ラミにとって、この映画は、人生にとって深い出来事であったようだ。



クイーンのメンバーがかねてから好んでいた日本に来ることは、夢のようだと語った三人。光栄で、とても恵まれていると、終始感謝の意を表していた。

日本語で「コンバンワ」や「アリガトウゴザイマス」と話してくれた三人。同プレミア内では、ハッピを着用し、鏡開きをするなど、さっそく日本の文化を体験した。


映画ボヘミアン・ラプソディーは2018年11月9日(金)全国公開。