これがお葬式？ 豪華セレブがパフォーマンス！ ハリウッドのご意見番ジョーン・リバーズの驚愕の“葬式”とは

9月4日、ハリウッドにおいてコメディエンヌ(女性コメディアン)の草分けとして活躍したジョーン・リバーズ(享年81)が死去。世界が大きな悲しみに沈む中で催された葬式が、故人らしく笑いに満ちた個性的なものであったと伝えられた。


テレビ番組「Fashion Police」など、長年にわたりアメリカをはじめ、世界を笑わせてきたジョーンだが、先月末に行われた手術中より意識不明の重体に。回復を祈る声もむなしく、9月4日、81年の生涯に幕を閉じた。親交の有無にかかわらず、多くのセレブが彼女の死を悼むコメントを発表する中、9月7日、米ニューヨークでは彼女の葬式が執り行われた。故人の望みに従い、“笑いに満ち、きらびやかですらある”式だったと、米Peopleはじめ各メディアが伝えた。

式にはサラ・ジェシカ・パーカーとマシュー・ブロデリック夫妻、ウーピー・ゴールドバーグら、多数のセレブが参列。さながら授賞式でよく見られるような“レッドカーペット”の様相だったという。ニューヨーク・シティ・ゲイ・メンズ・コーラスの歌唱により、式はスタート。ブロードウェイスターが「スマイル」(チャーリー・チャップリン)を歌い上げると、参列者たちの中には涙を流す者もいたという。さらに俳優ヒュー・ジャックマンが「Quiet Please, There’s a Lady on Stage(原題)」(ピーター・アレン)をパフォーマンスした。

米NewYorkTimesによれば、生前のジョーンは「私のお葬式は、ライトやカメラの入った大規模なショービジネスにしたいの。パパラッチ大歓迎。宣伝係もほしいわ!　何が何でも“ハリウッド”にしたいの。普通のお葬式なんてご免ね」と語っていたという。そんなジョーンを偲ぶため、会場周辺には多数のファンが詰めかけたそう。さらにセレブのパフォーマンスに対し、参列者ならぬ“観客”が拍手喝さいを送るなど、賑やかに故人を送りだす式となったようだ。

自身にとってジョーンは「親友であり、姉のようで、おかしな叔母のようであった」というコメディアンのハワード・スターンは、「彼女は“女性は面白くなれない”という固定観念と戦っていた」とスピーチ。また一人娘メリッサ・リバーズは、「毎日、息子とあなたと一緒にいられたことに、感謝している」と、天の母への手紙を読んだという。