レディー・ガガ、契約解除訴訟で敗訴したKESHA(ケシャ)と「毎日話している」

レディー・ガガが3月7日(アメリカ時間)、米ラジオ局97.1 AMP Radioのインタビューに応じ、裁判中のKESHAを改めて支持した。

KESHAは2014年、ドクター・ルークから性的、肉体的、精神的な虐待を約10年にわたって受けていたことを明かした。昨年11月に別のプロデューサーとの仕事を許可してほしいと裁判所に改めて申し立てたが、要求は2月に棄却されている。

「本当のところ、音楽業界の女性や男性に常に起きていることのために、彼女は公に恥をかかされているような気がするわ」とガガは述べた。

「私は彼女を支持したいの。だって、自分が苦しんできたことと同じことに直面している女性を、これ以上は見ていられないでしょう? それに、まるで彼女が噓をついているかのように、みんなが彼女を責めているんだもの」と加えたガガは、自身も19歳のときに音楽業界の関係者にレイプされたことを公表している。

「私は彼女と毎日話しているの。個人的にも友だちだし、彼女の経験していることは、私が経験したことだけでなく、本当に見ていて辛いものよ。あんなに明るい光を秘めていて、才能にあふれる人なのに。誰も話を聞いてくれないと感じて、その光が燃え尽きてしまうなんて…」

裁判所の判決を受けて、テイラー・スウィフトがKESHAに25万ドルを寄付したほか、アデルやケリー・クラークソンら、多くの女性アーティストが彼女を支持している。

「代弁するつもりはないけれど、きっと私と同じように彼女たちも怖いんだと思う。この業界の才能ある女性たちは、反論している人たちほど権力がないというだけで、辱められてしまうのだもの」とガガは述べた。

「他の業界だったら、自分の身に何か起きたら人事部に訴えれば解決してもらえるはず」と彼女は続けた。

「でも、私たちには人事部がないの。アーティストのための組合もないわ。私たちは自分自身のために闘うしかないの。こんなにも巨大な障害が立ちはだかっているのだから、一つにならなければ私たちの声は届かないわ」

「音楽シーンには素晴らしい女性がたくさんいるのよ。その全員がそれぞれの強さにふさわしい存在であり続けるべきよ」とガガは語った。

MTV News