「スター・ウォーズ」キャストを誹謗中傷する過激なファンに「ガーディアンズ」監督ジェームズ・ガンが苦言！ 「君たちセラピーにかかりなよ」

キャストや関係者に対し、行き過ぎた言動の目立つ「スター・ウォーズ」のファンに対し、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの監督ジェームズ・ガン(51)が、苦言を呈している。

映画「スター・ウォーズ」シリーズは、長らくファンに愛されてきた作品だ。だがそれゆえに「好き」という気持ちの反動も大きく、特に好感度の低いキャラクターや、それを演じた役者に対する反応は辛らつだ。

最新三部作でヒロイン・レイを演じるデイジー・リドリーは、作品にまつわる批判からSNSを削除。「最後のジェダイ」にローズ役で登場したケリー・マリー・トランも、アンチからのネガティブなコメントが続いたことで、彼女に倣った。また、エピソード1～3でジャー・ジャー・ビンクスを演じたアーメド・ベストも、バッシングの激しさから自殺すら考えたことを明らかにしている。

過激な「スター・ウォーズ」ファンに対して、ジェームズ・ガンは「落ち着きなよ」と呼びかけている。

「みんな“そうだね、俳優のせいじゃないよね!　脚本家が悪いんだ!”って反応するけど、そうじゃないよ。批評は結構、嫌うのも結構。だけど映画を作り上げるためベストを尽くした個人に対し、ヘイトをぶちまけ、癇癪を起こすなんて。たとえストーリーがゴミでクソだったとしてもだよ。観るなよ!」

「スター・ウォーズであれ、他の映画であれ、きみらにとっては重要なんだろう。でも(これらの作品は)きみの所有物じゃないんだ。もしきみの自尊心が最近のスター・ウォーズの出来に左右され、きみの少年時代が映画の中の好き嫌いで台無しにされるというのなら、セラピーにかかりなよ」

ジェームズ・ガンはファンからの反論に応え、「95パーセントのファンは最高だ」と、あくまでも自分の言葉は一部の度を超えた言動が目立つファンへのメッセージであることを強調している。

「誰に対してでも、スター・ウォーズやマーベル作品を、好きになれと強制することはできない。愛し、憎み、気に入らなくたって構わない。昨日からのツイートは、ヘイトを理由に残酷に振る舞い、自分の価値を映画や他人が作り上げたものに依存する人々へ宛てたものだよ」