ハル・ベリー、アカデミー賞受賞は「なんの意味もない」！？ ハルが落胆するワケとは…？

2002年、黒人女性と白人男性の交流を人種への偏見問題を交えて描いた作品「チョコレート」でオスカーの最優秀女優賞を受賞した女優ハル・ベリー。この受賞で彼女はアカデミー賞において最優秀女優賞を受賞した、歴代最初の黒人女優となった。

そんな彼女は最近Teen Vogueのインタビューに応え、アカデミー賞の受賞はハルにとって「なんの意味もない」と明かした。

彼女のアカデミー賞受賞から15年経ったいま、彼女と同じ賞を受賞した黒人女優は誰一人いないことがハル・ベリーを落胆させている理由だという。

アカデミー賞が「白人優越」な賞であるという噂は年々増加しており、2016年のアカデミー賞の際には#OscarsSoWhite(アカデミー賞は白人ばっかり)というハッシュタグが流行ったほどだ。

ハルは「そこに座っていて思ったのよ。ああ、この瞬間て本当に意味がないものだわ。なんの意味もない、すごく意味のあるものだと思ってたのに」と2016年のノミネートについても振り返った。

「わたしは(アカデミー賞の多様性の欠如について)深く傷ついたし、悲しくなったの」「でも、このことは違うふうに(業界に)関わるきっかけを与えてくれた。わたしがディレクターとして関わりたいと思ったこともね。それに、多くのことをプロデュースしたいと思った。有色人種の人たちにもっとチャンスを与えたいと思ったの。アカデミー賞のメンバーとは深くコミュニケーションもとっているし、アカデミー賞にどうやったら多様性をもたらすことができるのか、模索中よ」と語った。

インタビューにてアカデミー賞の「ダイバーシティ」の欠如についてがっかりした様子を見せたハル・ベリー。これからのアカデミー賞がどう変化していくのか、注目したい。