真田広之、新ドラマ「エクスタント」舞台挨拶に登場！ 絶対にオファーを断れなかった理由とは･･･？

スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ハリー・ベリー主演の話題の新ドラマシリーズ「エクスタント」に出演する真田広之が、12月6日、同作の舞台挨拶に登場した。

同作は、米CBSネットワークにて、今年7月よりスタートした新SFドラマシリーズ。壮大かつ予測不可能なSFサスペンスを展開させつつ、スピルバーグのライフワーク、“宇宙”“未来”“少年”を掘り下げた作品となっている。すでに来年のシーズン2放送も決定している話題作。

この「エクスタント」が、日本での2015年4月にWOWOWにて放送スターとすることが決定。それを記念して、物語のキーを握る大企業ヤスモト社の代表ヒデキ・ヤスモトを演じる真田広之が緊急帰国。日本のファンとマスコミの前に登場した。

今年の2月には「エクスタント」の撮影を始めたという真田は、「今年はエクスタントにはじまりエクスタントに終わった」と、充実した1年を振り返る。米国に拠点を移してすでに10年。米国の3大ネットワークの一つでCBSのこの夏の目玉作品で、ハリー・ベリーらトップスターとともに主要キャストの一人として抜擢。日本人俳優として前人未踏の高みにまで来たという達成感もあるのだろう。真田はどこかすがすがしい表情で日本のファンに話す。

そんな真田にとって、今回の「エクスタント」のオファーは、「断る理由が一切ない」ほど、すばらしいものだったという。

「スピルバーグとは、以前、ある企画のお話をもらって、何度かお会いしたことがありましたし、主演のハルベリーは前から拝見して大ファンでした。(同作は)CBSの夏の目玉ドラマと言われていましたので、どこまで自分が期待に応えられるか、という不安もありましたが、これだけ条件がそろってしまえば、NOという理由がないなという感じでした」



共演のハリー・ベリーについては、彼女のパーソナリティやプロ意識を絶賛。とてもよい刺激を受けたと話す。

「ハリー・ベリーはとてもチャーミングな方でプロフェッショナル。オスカー女優としての貫禄をもちながら、現場では、シンプルにその役を生きるという、一生懸命で情熱があって、そして純粋で、プロとしての完璧さと、俳優としてのピュアな部分、それから女性としてのチャーミングな部分、そんなところを兼ね備えた方です」

また、ヤスモトという日本人役を演じる上で、日本的な要素・こだわりを番組の中に反映させることにもこだわったという。

「第一回目の監督とキャラクター作りについてディスカッションをしました。僕の住んでいる建物のデザインや衣装の相談をしたり、日本のよさとか、美学を活かしながらそれをモダンにアレンジして、和洋折衷のものにしたりしました」
「できあがったセットを見て、本当に和モダンというか、監督のこだわり、禅の精神のようなものが反映されていて、ああここ住みたいなって思うような、夜景もきれいなマンションをつくっていただいて、光栄でした」

同作はスピルバーグがライフワークとして取り組む、“宇宙”“未来”“少年”を掘り下げた作品と言われているが、この作品が伝えたいことは何だろうか。真田はこう説明する。

「地球外生命体というのが今回一つのテーマなんですが、いずれ、地球にそういう事態が起こったときに、人はどうあるべきか、科学の発展にともなって起こりうる危険をどう回避していくか、使い方次第で、善にも悪にも働いてしまう力をどう使っていくか。その辺はエンターテイメントとして楽しんでいただきながら、もし本当に起こったら、と考えていただくきっかけになればなと思います」
「シリーズを通して、SF、サスペンス、アクションいろいろありながら、すべては、人間ドラマ、家族のドラマに着地していきます。それは全世界、どの国でも共感してもらえる部分だと思います。そういった普遍性を兼ね備えたSFと人間ドラマの融合を楽しんでほしいです」

今後について真田は「来年は、ぜひ日本映画もやりたい」「日本映画もやりながら、(日本と海外を)行ったり来たりしながら、垣根をとっぱらい、いい形で、世界のマーケットとコラボレーションができていければ
いいかなと思っています」と、国際スターとしてまだまだ舞台を広げて活躍していきたいという、ファンにとってうれしい抱負を聞かせてくれた。

「エクスタント」は2015年4月よりWOWOWで放送スタートする。

 

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