「ドクター・フー」１２代目ドクターがついに明らかに

今年で50周年を迎えるイギリスの人気番組「ドクター・フー」。11代目ドクターを演じるマット・スミスの降板が発表されてから次期12代目ドクターのキャスティングが注目されていたが、現地8月4日に英国アカデミー賞受賞者のピーター・カパルディが(55)12代目ドクターを演じることが発表された。

今年のクリスマス・エピソードを最後に降板することが伝えられていた11代目ドクターのマット・スミス。12代目ドクターに誰が起用されるか世界中のファンが注目していた。これまで男性のドクターばかりであったことから、女性が起用されるのではとの予想もあった。

新ドクターの発表は秋頃になるのではとの報道が伝えられるなか、英BBC Oneは現地4日に生放送番組を放送。その中で12代目ドクターに海外ドラマ「秘密情報部 トーチウッド」などの出演で知られるピーター・カパルディ(55)が起用されたことを発表した。

製作総指揮のスティーブン・モファットはピーターの起用について、次のようにコメントしている。

「本当に素晴らしい組み合わせが誕生した。同世代の俳優のなかで、ピーターは才能ある役者だ。そんな彼が番組の中心となる人物を演じるんだ。ピーター・カパルディがターディスにくるぞ!」

同番組でドクターのコンパニオンを演じているジェナ・コールマンもピーターを12代目に迎えることについて「興奮」していると語る。また、「スティーブンが脚本を手掛け、ピーターの才能があれば、番組は最高のものになると思うわ」と付け加えた。

ピーター・カパルディはスコットランド、グラスゴー出身の俳優。子供の頃から「ドクター・フー」のファンであると公言している。日本では、WOWOWで放送されていた「官僚天国! 今日もツジツマ合わせマス」の英国首相官邸 広報局長、マルコム・タッカー役や「秘密情報部トーチウッド チルドレン・オブ・アース」のジョン・フロビシャー役で有名。8月10日公開のブラッド・ピット主演映画「ワールド・ウォー Z」にも、WHO職員のブリット役で出演している。

ピーター・カパルディは、クリスマス・エピソードで12代目として登場予定だ。また、ピーター初登場シーンの撮影は秋頃行われる予定となっている。

ついに12代目が明らかに!ピーター・カパルディ「私が12代目ドクターだ」