「フラッシュ」「スーパーガール」プロデューサー、セクハラの告発を受け解雇

セクハラ疑惑が浮上していた「THE FLASH/フラッシュ」や「スーパーガール」のショーランナーであるアンドリュー・クライスバーグが、ワーナー・ブラザース テレビジョンより解雇処分を受けたことがわかった。米Deadlineほか複数のメディアが報じた。

米CW局で製作・放送されているDCドラマ作品(「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」)、通称“アローバース”のエグゼクティブプロデューサーを務めていたアンドリュー・クライスバーグ。しかし、11月中旬に女性15名と男性4名が、彼からセクハラ行為を受けたと告白。その後、ワーナー・ブラザース テレビジョンによって停職処分となっていた。

クライスバーグは疑惑を否定するコメントを発表したものの、内部調査が行われ、ワーナー・ブラザース テレビジョンは3週間と経たないうちに彼の解雇を決定。「THE FLASH/フラッシュ」や「SUPERGIRL / スーパーガール」に関しては、DCドラマの仕掛け人であるグレッグ・バーランティが彼の仕事を引き継ぐと声明の中で明かしている。

「徹底的な調査の後、ワーナー・ブラザース テレビジョン・グループは、アンドリュー・クライスバーグとの契約を即時に打ち切りました。

グレッグ・バーランティが『THE FLASH/フラッシュ』と『SUPERGIRL / スーパーガール』の仕事を引き継ぎ、責任を引き受けることになります。『フラッシュ』については、エグゼクティブプロデューサー/共同ショーランナーのトッド・ヘルビング、『スーパーガール』については、エグゼクティブプロデューサー/共同ショーランナーのロバート・ロヴナーとジェシカ・クエラーと協力して仕事を進めていくことになります。

我々は、雇用者とプロダクションに関わる全ての人たちが安全に働ける環境を提供することに尽力致します」

またバーランティと、バーランティ・プロダクションのサラ・シェクターも共同で声明を発表。スタジオの決断を支持し、スタッフの安全が第一と述べた。

「つい先日、ワーナー・ブラザース テレビジョン・グループは、アンドリュー・クライスバーグへの告発に対する調査を終えました。我々はこの調査を後押しし、支持しました。我々は、前に出て告発した人たちのことを信じ、支持していますし、スタジオの決断に賛同します。同僚、クルー、スタッフなど、共に仕事をする仲間の安全と幸せが一番大切です」