キアヌ・リーブスの出世作「ビルとテッド」シリーズ、約30年ぶりに続編決定！ オリジナル版の高校生役が、そろって中年オヤジに

キアヌ・リーブス(53)にとって、ブレイクのきっかけとなった映画「ビルとテッド」シリーズの最新作が、約30年ぶりに製作されることが決定した。

映画「ビルとテッドの大冒険」は、1989年の公開作。ロックスターを夢見る高校生ビル(アレックス・ウィンター演)と、テッド(キアヌ・リーブス演)が、タイムマシンで繰り出す珍道中を描いたSFコメディ作品で、キアヌをスターダムへ導いた、いわば彼にとっての“出世作”だ。1991年にはキャストをそのままに続編「ビルとテッドの地獄旅行」が公開されたものの、以来30年近く音沙汰はなく、シリーズは沈黙を続けていた。

ところが現在開催中のカンヌ映画祭にて、シリーズの正式な続編にあたる「Bill & Ted Face the Music(原題)」にゴーサインが出たと正式発表。さらにDigitalSpyの報道によれば、ビルとテッドを演じたアレックス・ウィンターと、キアヌ・リーブスも三度同じ役を演じることも明らかにされている。

さらに脚本にも、前二作と同じくクリス・マシソンとエド・ソロモンが参加。ディーン・パリソット(映画「ディック&ジェーン 復讐は最高! 」)がメガホンを取ることが決定している。

アレックスとキアヌは、「バンドを丸ごとカムバックさせるなんて、これ以上、エキサイトできることなんてないよ。クリスとエドが、最高の脚本を書いてくれた。ディーンが加わればドリームチームだ」と、早くも意欲を見せている。

エド・ソロモンは同メディアのインタビューにて、「金もうけのための続編ではない」ことを強調。「これまで一緒に人生を歩んできた、キャラクターたちへの愛」が、アレックスやキアヌを含む関係者たちの原動力であるとし、だからこそ「中年オヤジになったふたりに、同じ役をもう一度演じてもらうこととなった」と語った。