「ボヘミアン・ラプソディ」フレディ役ラミ・マレック、実は「歌もピアノもまったく素人だった」

現在、大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」で、「クイーン」のフロントマン フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック(37)が、撮影前にプロデューサーたちへ申し入れていたことって?

映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、伝説のシンガー フレディを見事に再現して見せ、オスカー有力候補とまで言われているラミ・マレックだが、プロダクション開始前は課題が山積みだったことを明らかにしている。Deadlineに対して、実はプロデューサーのグラハム・キングは、「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」でしか彼を知らないところから6時間のミーティングがスタートしたと語った。

「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」でマレックが演じたエリオットは、本人曰く「フレディ・マーキュリーからは泣くほど遠いキャラクター」。しかしプロデューサー陣は、ラミ・マレックの中に「何かしらを見出し、チャンスをくれた」と本人が語る。

だがラミ・マレックは、自分の才能に関して、少々不安あったとこぼしている。「ねぇ聞いて、ぼくは歌手じゃないし、ピアノも弾けない。ダンスフロアじゃ変な動きばかりをしている。リズムに合っているかもわからない」と、あらかじめ制作陣へ自己申告までしていたとか。

しかし「時間さえもらえれば、やり遂げて見せる。必要なところで助けてもらえれば」と言い切り、歌、ピアノのレッスンを受け、一つひとつの動作を指導するコーチにつき、さらに1年前からつけ歯をつけて“フレディ・マーキュリー”という大役に挑んだ。その成果は、現在公開中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」でぜひご覧あれ。