【第70回エミー賞】授賞式でプロポーズ! エミー史上初、前代未聞の事態に大喝采

アメリカTV界最大のイベント「第70回エミー賞授賞式」が、現地時間9月18日に、米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターにて開催。トロフィーと一緒に妻までゲットしたラッキーな男が話題だ。

グレン・ワイスは、この日の授賞式で、バラエティスペシャル部門の監督賞を獲得。受賞スピーチ中に、恋人であるジャン・スヴェンセンへのプロポーズを敢行した。なお、Varietyによれば、エミー賞70年の歴史において、これは初めての出来事だという。

ワイスは2週間前に母親を亡くしたことに触れ、「心の一部が壊れてしまった。元に戻ることは二度とないと思っていた。だけど彼女は一緒にいてくれて、それはこれからもそうだ」と恋人の存在に言及。母親はいつも「サンシャインを見つけること」を信条にしていたとか。

グレン・ワイスは、自身にとって彼女こそが「サンシャインだ」と述べた。「母は正しかった。きみを手放したくない。なんできみのことを、ぼくは恋人と呼びたがらないか不思議がっていたよね。それはきみのことを、“妻”と呼びたかったからなんだ」

“妻(wife)”という単語が飛び出した途端に、客席からは大喝さいが。「イエスと答えて」と歓声がわいた。彼女が壇上に登るまでに、ワイス自身は「まだ(結婚を)申し込んでもいないんだけど」と苦笑い。改めて彼女に面と向かうと、指輪を取り出し「これは父が67年前、母の指にはめたものだ」と説明。

「ジャン、この母が身につけていたこの指輪を、観衆、母、そしてきみの両親が見守る前で、きみの指にはめたい。結婚してくれますか」と、ついにプロポーズ。ジャン・スヴェンセンが「イエス」と答え、異例のプロポーズ劇は幕を閉じた。