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「アメリカン・アイドル」出場者Yoji Pop Asanoスペシャルインタビュー(2)

2011年3月14日
■「アメアイ」に挑む – 第1審査


Q 「アメリカン・アイドル」のオーディションを受けたのは今回が初めてですか?きっかけは何でしたか?

A 今回が初めてです。知り合いから受けろと薦められていたんです。去年はずっと歌に集中して練習してました。歌だけでいける自信もあったので、今回参加を決めました。


Q 応募からテレビ審査までのプロセスを教えてください。

A 合計4日に渡って行われました。審査は3段階ありました。

1日目は8月1日のレジストレーション(登録)。アイゾッド・センター(Izod Center)というスタジアムで行われました。

2日目が8月3日で、16,000人の応募者がまたアイゾッド・センターに集まって予備審査を受けました。スタジアムには12個ブースが作られて、中には2人ずつプロデューサーがいました。そして4人1組で順番に入って、健康診断みたいに10秒から20秒、1人ずつ審査していきます。ここで16,000人いた候補者が500人程に絞られます。

僕はそこで(ダンス抜きの)歌だけでいきました。歌ったのがクリスティーナ・アギレラの「Beautiful」と、マイケル・ジャクソンの「Man in the Mirror」でした。周りにはシンガーがいっぱいましたが、プロデューサーは僕を選んでくれて、それが自信になりましたね。テレビ出演がどうのこうのというよりも、歌だけでいこうと思っていたのでそれが認められて嬉しかったです。


Q テレビで映っているスタジアムにいる大勢の人たちというのは、2日目の16,000人の人たちが映っているんですか?

A そうですね。スタジアムの人たちですね。本番まで2時間ほどの時間があったのですが、みんなで騒ぐシーンの撮影がありました。過去のファイナリストがゲストとして登場しアカペラで歌ったりもしました。


■第2審査: 課題曲を準備していなかった!?


Q 二段階目の審査(3日目)について教えてください。

A 3日目は8月5日、マンハッタンのPier 23という場所で行われました。そこに行くと、課題曲としてマイリー・サイラスの「Party In The USA」の歌詞の書いた紙が配布されました。

スタッフから説明があって、まず、一つ目の部屋では個人の自由曲を歌う。それで通れば、二つ目の部屋で課題曲である「Party In The USA」を歌う、と言っていたらしいのですが、僕はそれ(課題曲)を最後に皆で娯楽で歌うものと勘違いしてました。また僕はその曲が嫌いだったということもあり、全く無視しました。


Q 課題曲を練習せずに審査に望んだわけですね。審査の様子を教えてください。

A まず1つ目の部屋に行くと、女性のプロデューサーがいました。そこで僕は「Man in~」を歌いOKをもらいました。そこでさらに「Party~」を歌えと言われました。この時点で僕は「Party~」を最後に皆で歌うものだと思っていたので、「嫌いなので嫌です」というと「え?」っという反応をされました。僕はそこで初めてこの曲が課題曲であることに気づきました。

仕方なく知っているパートの、「a Jay-Z song was on~」の所だけを歌いました。その時、最後にほんの少し、ごまかすためにふりを交えたんです。本能で出てしまいました。

そしたら、そこで食いつかれて。「踊れるじゃん!」みたいになりました。プロフィールにもマイケル・ジャクソンを踊れますと書いてあったので、「何で踊らないの?」と聞かれて、「これは歌のオーディションだから踊りたくない」と答えました。「とりあえず次の部屋で「Party~」を歌わなければいけないので、ここは通すけど、待ち時間中に練習しなさい」と言われ、通してくれました。

その次までの40分程の間に、横に座っていた子のiPodを借りて、必死に歌詞と曲の流れを覚えました。その内にだんだんこの曲が好きになってきました。


Q わずか40分の間に課題曲の準備をしたんですね。それで次の部屋はどうでしたか?

A 次の部屋に行くと、エグゼクティブ・プロデューサーが表情をすんとも変えず座っていました。その周りにはアシスタント数人が座り、TV放送の時並みにセットとカメラが回っていました。

僕はまず「Man in the Mirror」を歌いましたが、エグゼクティブは、「多少MJの感じが入っているけど、彼がやらない動きも入ってるし強烈ではない、どうかと思う・・」と否定的な様子でした。

そして彼は「何かダンスナンバーをやれ」と言ってきました。そこで「Wanna Be Startin’ Somethin’」を本気かつ嫌々やりました。するとエグゼクティブは「踊れるじゃん」と言い、さらに僕に「Party~」を歌えと言ってきました。

僕はあくまで歌できちっと行きたいと思っていたので、アギレラを歌わせてもらいました。しかし、予想外に踊りまくって喉が渇いていたこともあり、声が詰まり、「話にならん」というリアクションをされてしまいました。

そして「それはいいから『Party~』歌ってくれ」と言われ、僕はついに「Party~」を歌いました。途中で歌詞が吹っ飛び、後はほぼ『dadada』で歌いましたが、この曲の受けが一番良く、自分も、この曲を歌っている時が凄く自分で楽しんでいて、笑顔になっていることに気づき、この曲が好きになっていました。エグゼクティブは、「歌って踊っている方が声も出ているし生き生きしてるね。とりあえず通すから」と言ってくれました。

しかし、この時点で僕は不安になりましたね。「あ、こいつらお笑いの要素ほしがっているな」と。僕はショービジネスについて色々勉強しているので、向こうがどういう風に求めているのかわかるんですよ。「あ、やばいな」と思いました。


Q そういういろんな経緯があって、あのオンエアされた、マイケル・ジャクソン風の「Party in the USA」につながるわけですね。

A そうですね。

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