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「アメリカン・アイドル」出場者Yoji Pop Asanoスペシャルインタビュー(3)

2011年3月14日
■運命の本番審査





Q そして、いよいよ本番の審査に進みました。その日のことを教えてください。


A 本番の審査は9月の下旬に2日間にわたって行われました。僕は2日目で9月29日でした。その時点で100人強くらいに絞られていたと思います。





Q その日のスケジュールを教えてください。


A 朝7時にニュージャージーのリバティーハウスに集合です。そこからみんな一人ずつインタビューや撮影が始まります。特技のあるやつはロケーション行って踊ったり、ビート・ボックス(ボイスパーカッション)をやったりしてました。僕のテレビに映っていた川沿いでのダンスはこの時に撮影されました。



「アメアイ」の撮影スタッフは、さすがアメリカNo1の視聴率を取るだけあって、すごいプロフェッショナルですよ。本当に無駄がない手際の良さでした。



【関連画像】オーディション前の撮影風景





Q その場にライアン・シークレストや3人のジャッジは出てくるんですか?


A そのインタビューの撮影が終わる前かな、11時くらいにみんな(3人のジャッジとライアン)が挨拶に来ました。





Q そしてお昼くらいからいよいよオーディション?


A そうですね。順番にオーディションがあって。僕は4列目くらいかな。すごく最初の方でした。





Q オーディションの前に入り口でライアンが声かけてくれますよね。その時はどんな会話をしましたか?


A 扉に入る前にライアン・シークレストとの囲み取材がありました。例の女プロデューサーが僕をプッシュしてくれたんだと思います。ライアンからは、「僕が影響を受けた人物は誰か?」ときかれて、サンタナとかビートルズとかマイケル・ジャクソンだとか答えました。



また、「そのジャケットはマイケル・ジャクソンからインスパイアされたの?」ときかれて、「エルヴィスですよ」と言いました。





■実はもう一曲歌っていた



Q そしていよいよ審査です。まず自己紹介をされましたね。「マイケル・ジャクソンを2歳の頃から、いや生まれる前からマネしている」ということで笑いを誘ったシーンが放送されました。


A あまり覚えてないですけど、そんな感じだったと思います。



あの、「My story・・」て言って間がある場面あるじゃないですか。あれ、わざと取りましたからね。わざと間を空けて空気を作ろうかなと思いました。





【動画】ヨウジ・“ポップ”・アサノの出演シーン







Q その後、浅野さんはマイケルの歌をやりたくないと言いましたね。


A 放送はされませんでしたが、実は「Party in the USA」の前に「Man in the Mirror」を歌ってるんです。でも向こうはそれだけで満足せず、とにかく僕に「ダンスしてくれ」と言うんです。



僕は、何をやってもアイドルで踊ると絶対お笑いになるとは覚悟していました。なので、「Party~」は、もっとオリジナルになるように、そして、物議を醸し出させるためにやりました。





Q マイリーの曲の前に、「自分の嫌いな曲」をやりますと言いましたが、その裏には今言われたような経緯があったということですね。


A はい。あれ一応過去形で言ったんですけどね。「嫌いだった」(hated)と。伝わらなかったんでしょうね。





■スティーヴンが日本語をしゃべった!?



Q 3人のジャッジの反応はどうでしたか?


A 一曲目の「Man in the Mirror」の時は、特にコメントはなかったです。



ランディ・ジャクソンはずっとラッパを吹くまねをしていました。「興味ないよ」みたいな感じでした。その後、彼は「歌って踊れるアーティストを僕たちは探しているんだ」と言っていました。僕を踊らせたいから上手いことを言っているだけなんですよね。





Q そして二曲目の「Party in the USA. 」でジャッジは大ウケします。その後のコメントはありましたか?


A ランディは色々しゃべってましたが、なかなか聞き取れなかったです。



スティーブンはなぜか日本語をしゃべっていました。一言だけですけど「貧乏、暇なしね」と。なんか、もっと努力しろということなのか、ただ知ってる日本語を言ってみただけなのかわからないですけど(笑)。でもスティーブンがまじめに言っていたのは、「イケてる。ただ歌としてはまだ問題がある」ということでした。



ジェニファーも「まだ歌として準備できてない」と言っていました。



ランディは「僕にはわからない。僕向きじゃない。(I didn’t get it, never for me)」と言っていました。



オーディションの部屋にいたスタッフはみんな大爆笑でした。結果は受かりませんでした。





Q 今回ジャッジが変わって、辛口審査員のサイモン・コーウェルがいませんでしたが、彼には審査してほしかったですか?


A 審査してほしかったですね。やっぱり生で見たかったですし。まあ、最悪なこと言われてたでしょうけど。





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