さすがオスカー女優！ ジュリアン・ムーアがNYの観光客相手に即興で名演技の数々を披露する動画が話題に[動画あり]

今年、念願のアカデミー賞を獲得したジュリアン・ムーアが、観光名所であるニューヨークのタイムズスクエアで、「チップをくれたら演技をする」という即興パフォーマンスを行った。

観光客をカモにする偽スパイダーマン、ミッキー、マリオやエルモなどたちが大きな問題になってる、ニューヨークのタイムズスクエア。彼らは観光客に近づき、写真撮影をさせ「撮影代」だとして金をせびるのだ。

この偽スパイダーマンやエルモたちに対抗しようと、コメディアンのビリー・アイクナーが、自身の番組「Billy on the Street」に出演したジュリアンを連れてタイムズスクエアに繰り出した。ジュリアンは、観光客から25セントや1ドルを貰うかわりに、これまで出演してきた「キッズ・オールライト」(2010)、「ビッグ・リボウスキ」(1998)、「マグノリア」(1999)の台詞を感情を込めて読み上げる。

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ビリーが最初に声をかけた観光客は若いオーストラリア人男性。25セントをもらったジュリアンはすぐに女優の顔になり「キッズ・オールライト」の台詞を読み上げ、男性は彼女の演技力に圧倒。ジュリアンは「でも、(この作品では)アカデミーにノミネートされなかったのよ」「ゴールデン・グローブはノミネートしてもらったけど」と愚痴る。

次にジュリアンのファンらしき中年女性たちから1ドルづつ貰い、「マグノリア」の台詞を読み上げることに。ジュリアンはいきなり「ファッキングな畜生め!」と汚い言葉が沢山出てくる台詞を、感情的な大声で読み上げ、道行く人たちがびっくりした表情で彼女を振り返る。中年女性は、「アカデミーものね」と感動するが、ビリーは「でも(この作品では)アカデミー、とれなかったんだよ!」と言い、次のターゲットを探す。

ビリーは、偽クッキーモンスターに捕まっているアジア人男性に、「だめだめ!こっちの方が凄いよ!大女優のジュリアン・ムーアだよ!」と話しかけるが、アジア人はジュリアンのことを知らないようで「?」という表情に。状況が分からないという顔の男性に、ジュリアンは「泣くわよ」と言い、いきなり泣き出す。男性は「なんで、泣いてるの?」と不思議そうで、ビリーは「だって女優だから」と説明。「慰めてあげて。ハグしてあげて」と促され、まだ状況が飲み込めていない男性はとりあえずジュリアンにハグ。ジュリアンもそれに演技で応えていた。

続けて、若いユダヤ系男性のリクエストで、ジュリアンは「ビッグ・リボウスキ」のやらしい言葉の入った台詞を読み上げる。そして、エルモに「こっちが本物の赤毛だよ!」と挑発するビリーに連れられ、スパイダーマンたちと写真を撮ろうとしている黒人女性たちのもとへ。女性たちは「ジュリアン・ムーアだわ!」と大興奮し、ビリーが音頭をとり、みんなでカメラに向かって「ファック・スパイーダマン!」と叫ぶ。

YouTubeに掲載されているこの番組の動画は早くも65万以上再生されており、ジュリアンが演技をするときにサッと女優の顔になることが凄いと話題になっている。