主演女優ロザンヌ・バーの差別ツイートで打ち切られたドラマが、スピンオフとして復活！ ロザンヌ抜きの「ロザンヌ」が放送決定

主演女優ロザンヌ・バー(65)が投稿したツイートのため打ち切られた海外ドラマ「ロザンヌ」が、スピンオフとして復活することが決定した。

海外ドラマ「ロザンヌ」のオリジナル版は、1988年から1997年まで放送。今年11年ぶりに復活し、以前をもしのぐ高い人気を獲得するも、今年5月に主演ロザンヌ・バーが人種差別的なツイートを行い大炎上。シリーズ継続が決まっていたにも関わらず、番組を放送する米ABCはすぐさま打ち切りを発表した。

一連の出来事から約1か月が経過した6月21日、ABCは10話から成る「ロザンヌ」スピンオフ「The Conners(原題)」の放送を決定したことを発表。打ち切り直後からウワサされていた通り、シリーズは主人公ロザンヌを除いたコナー家を中心に継続。ジョン・グッドマン(ダン役)、ローリー・メトカーフ(ジャッキー役)をはじめ、主なキャストの続投が決まっている。

ロザンヌ・バーはこれまで、主演のみならず、プロデューサー、さらに一部のエピソードでは監督としての役割を担ってきた。しかし新番組は、完全に彼女との関係を断ち、金銭、制作、いずれの分野にもロザンヌ・バーが与することはないと明言している。


ロザンヌ・バーはスピンオフ決定に際し、「自分自身が番組を去らなくてはならないきっかけを作ったことに、後悔しています」との公式声明を発表。キャストやクルー、関係者を路頭に迷わせないため、新番組として仕切り直すことに同意したことを明らかにし、「関係者の前途を祝しております」と番組へ別れを告げた。

製作総指揮として続投するトム・ワーナーは、「コナー家の物語を今後ともお届けするための合意に達したことに、関係者一同、感謝しております」としている。キャストも共同で声明を発表しており、打ち切り決定後に寄せられたファンからの支援に感謝をささげるとともに、新番組への意気込みを語った。「The Conners」は今年秋より放送を予定している。