マーク・ウォールバーグ、過去の犯罪歴削除を要請！ 一方、マークに失明させられたという被害者男性は…

映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」をはじめ、話題作に次々と出演し、人気の俳優マーク・ウォールバーグ(43)だが、若いころは相当荒れていたとか。大人になり、父親となったマークは、過去の犯歴の削除を要求。その理由とは?

高校中退以来、ドラッグを使用し、暴力事件を起こすなど、故郷ボストン警察にはかなり世話になったという若いころのマーク。中でも1988年、16歳のときに起こした事件では、ベトナム人の男性に対し、差別的な発言を投げつけた上に、激しい暴力を浴びせ、結果、被害者男性は失明する羽目に。マーク自身は45日間の収監刑を受けていた。

しかし26年の時を経て、マークはこれらの罪に対する赦免を要求。ただし米Perezhiltonによれば、「セレブだから」という理由からではないそうだ。

「毎日目が覚めるたび、出来得る限り、最高の人間であろうとしてきた。(貧しい家庭で育った)自分と同じような環境で育つ子どもたちに、良い影響を与えられるよう、努力してきた。子どもたちに、成功のための機会を提供してきた」と、更生して以来、かつての自身を反面教師とし、社会のために奔走してきたと語るマーク。過去の罪に関して赦しを受けることこそ、「前へ進み、子どもたちにいい例を見せること」につながると考えているのだという。ただし、今回の要求が通るにせよ、通らないにせよ、マークは「これまで通りの活動を続けていく」と、明言している。

また、英DailyMailは、マークによって“失明した”とされていた、ベトナム人男性に接触。現在、59歳になっているこの男性に、事件について話を聞いたそうだ。「自分はマーク・ウォールバーグによって、失明したんじゃない。彼に傷つけられたのではなく、わたしの左目は光を失った。彼が責任を感じる必要はない」と、彼は自身が事件に巻き込まれるより前、ベトナム戦争によって盲目になっていたことを明かした。

「彼は若く、軽率だった。いまはもう、わたしはマークを許している。すべての人々に、再挑戦の機会は与えられるべきだ。彼が赦免されるといいと思う。もうこれ以上、彼は過去の犯罪歴に、足を引っ張られることはない」

果たして長年にわたるマークの努力は、赦免という形で認められるのか。いずれにせよ、少なくとも彼の行いは、被害者男性の心へは届いていたようだ。