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アカデミー賞、昨年の重大発表ミスを受け、再発防止のための新ルール実施へ

2018年1月24日
WENN.com
2017年2月に行われた第89回アカデミー賞授賞式。そこで、作品賞のタイトルが誤って発表されるという世紀のハプニングが発生し、世間を騒がせた。アカデミー賞の集計を担当している米会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、昨年のようなトラブルを防ぐべく新たに新ルールを作成したと米Hollywood Reporter誌が報じている。

同メディアによると、PwC米国法人のティム・ライアン会長はAP通信に向けて、誤発表を未然に防ぐための対抗措置として6つのルールを適用すると明かした。

ライアン氏は、「昨年だけでなく、過去83年にわたり我々は、正確性と機密性をもって完璧にプロセスを守って続けてきました。しかしながら、封筒を手渡す場面で間違いを犯してしまったことを非常に残念に思います」と述べ、投票手順やノミネート者/受賞者の一覧作成に関してはこれまで通りの手順で行うとし、封筒を手渡す際のルールを見直すことを明らかにした。

ライアン氏はAP通信の語った新ルールは以下の通り。

1.PwC米国法人の会長兼シニアパートナーとして、ライアン氏自らが授賞式のオペレーションに関わる。

2.これまで封筒を管理する担当者は2人のみだったが、それを3人に増員。3人目の担当者は、授賞式のプロデューサーらと共にコントロールルームで式を見守る。ステージの上手と下手に待機している担当者と同様に、3人目の担当者も受賞結果の入った封筒一式を管理するとともに受賞者を全て暗記。セーフティ・コントロール的な役割を担う。

3.昨年封筒を管理していた2人の担当者は、今年の授賞式の担当から外れ、新たに別の2人が同ポストを担当する。そのうちの1名は、過去14年間もの間、封筒を管理した実績を持つ。

4.封筒が手渡される際、プレゼンターとステージマネージャーの両者が、正しい封筒かどうかをその場で確認することを義務付ける。
(昨年のハプニングでは、作品賞の封筒を間違えて、主演女優賞の封筒が手渡されていた)

5.封筒を管理する3人の担当者は全員、授賞式のリハーサルや練習に参加し、何かミスが起こった際の動きを事前に把握する。昨年はミスに気付くまでに時間がかかったため、今回はミスが発生した場合を想定して、その後の動きを確認する。

6.授賞式の最中は、PwC関係者は携帯やソーシャルメディアの使用を一切禁止する。(昨年ミスが発生する直前に、担当者がツイートしていたことが問題となっていた)

第90回アカデミー賞授賞式は現地時間3月4日に開催される。日本ではWOWOWにて、3月5日(月)午前8:30より生中継。

【放送情報】
生中継!第90回アカデミー賞授賞式

3月5日(月)午前8:30より生中継
リピート放送3月5日(月)夜9:00(字幕放送)

 
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