「フィフス・ハーモニー」は「ワン・ダイレクション」に似ている？ 活動休止までの軌跡を徹底比較

活動休止を発表したガールズグループ「フィフス・ハーモニー」と、現在活動休止中の「ワン・ダイレクション」のこれまでの軌跡を比較すると類似点がとても多いようだ。Billboardが報じている。

フィフス・ハーモニーは3月19日、無期限に活動休止することを公式ツイッターにて電撃発表。突然のニュースにファンは動揺している。

フィフス・ハーモニーは2012年、人気オーディション番組「X ファクター」の米版に出演したことがキッカケで結成。彼女たちをプロデュースしたのは敏腕プロデューサーのサイモン・コーウェルであった。

ワン・ダイレクションも、フィフス・ハーモニーより2年早いが、英「X ファクター」でサイモン・コーウェルのプロデュースのもと結成されたグループ。この2つのグループの軌跡を見比べると、驚くほどに似ていることがわかる。

人生を変えた「X ファクター」
2010年、ワン・ダイレクションメンバーはそれぞれ別で「X ファクター」のオーディションを受けた。一度は敗退したものの、2度目のチャンスをサイモンに与えられ「ワン・ダイレクション」メンバーとしてのポジションを勝ち取った。2012年、サイモンは全く同じことをフィフス・ハーモニーのメンバー選抜の際に行いグループを結成。二つのグループはスタートからよく似ていたことがわかる。

2016年のフィフス・ハーモニー

That was littttt thank you #727TourUncasville

Fifth Harmonyさん(@fifthharmony)がシェアした投稿 - 7月 30, 2016 at 8:22午後 PDT

メンバーが4人に
ワン・ダイレクションもフィフス・ハーモニーも5人グループであったが、メンバーが1人脱退するという経歴がある。2015年3月に当時メンバーであったゼイン・マリク(現在はゼイン名義)が「1D」から脱退を発表。そのちょうど1年後である2016年3月に、ゼインはソロアルバム「Mind of Mine」をリリースした。

フィフス・ハーモニーのメンバーであったカミラ・カベロがグループを脱退したのは2016年12月。カミラはその後ソロアーティストとしてシングルをリリースし、脱退から1年強経った2018年1月にソロアルバム「カミラ」をリリースした。

ゼインもカミラも約5年間グループに在籍したのち脱退し、約1年後にソロアルバムを発売。しかもそれぞれのソロアルバムからのシングル曲(ゼインの「Pillow Talk」、カミラの「Havana」)はビルボードのシングルチャートで1位を獲得し大ヒットした。この記録は1Dまたや5Hのどちらのグループも成し遂げていなかったもので、それぞれソロとなって初めて獲得したものとなる。

メンバー脱退から活動休止まで
ワン・ダイレクション、フィフス・ハーモニー両グループ共に4人のメンバーで活動を継続。さらに休止する前に1Dは「メイド・イン・ザ・A.M.」、5Hは「Fifth Harmony」とそれぞれ1枚ずつアルバムをリリースしている。

また、休止を発表するまでのワンダイレクションの活動期間は2010年～2016年、フィフス・ハーモニーは2012年～2018年であり、両グループともに約6年活動した。

2015年のワン・ダイレクション

#MadeInTheAM is out now!! http://smarturl.it/1DmitamDXiT : One Direction / Cal Aurand

One Directionさん(@onedirection)がシェアした投稿 - 11月 13, 2015 at 3:18午前 PST

“確実”で希望にあふれた未来
ワン・ダイレクションもフィフス・ハーモニーも、活動休止が「終わり」ではないことを断言しており、1Dメンバーのリアム・ペインは以前活動再開について「100%確実」と話している。現在メンバーはそれぞれソロ活動で忙しいが、インタビューなどで「連絡を取り合っている」と発言するなど、仲は決して悪くない。

5Hの休止の理由も「ソロキャリアを追及するため」と発表されており、さらに今年中の公演は予定通り行うことからポジティブな方向での休止と捉えることができる。

ワン・ダイレクションもフィフス・ハーモニーも、休止を乗り越え活動を再開してくれる日をファンは待ち望んでいる。